「彼はいつになったらプロポーズしてくれるんだろう…」。そんな不安を抱え、悶々と過ごしてはいませんか?
本連載では、「今付き合っている恋人に、どうしてもプロポーズさせたい」という読者のために、Palette編集長・小澤サチエが10回にわたってコラムをお届けします。
“恋人にプロポーズさせた”女性たちの体験談をベースに、彼氏との関係を結婚に発展させるノウハウをご紹介。
恋人にプロポーズさせる10の方法とは?
結婚してくれない恋人にプロポーズさせる方法 #1
プロポーズしてくれない彼氏に結婚の話を切り出すことは、タブーではない
「長らく付き合っているのに彼がなかなか結婚してくれない!」と悩んでいる女性に話を聞いてみると、「怖くて自分からは結婚の話を切り出せない」という人があまりに多いことに驚かされます。
彼に本音を打ち明けられず、心の内でひっそりと悩み続けているため、余計に不満と不安が募るようです。
例えば1年以上など、付き合ってある程度の期間が経っているのなら、相手に結婚の意思があるかどうかを尋ねたり、自分に結婚の意思があることを伝えておくのは、決して悪いことではありません。
ところが世間では、男性の前で女性が結婚の話を持ち出すのは、まるでタブーかのように言われています。
その一般論に流されて、多くの女性が「自分から結婚の話を切り出すと逃げられてしまうのでは…?」と恐れるあまり、肝心な話が一切できていなかったりするのです。
自分の口からは結婚の“け”の字も出せず、しかしきっと次の誕生日には相手の方からプロポーズしてくれるはず!と期待して何年も待ち続ける…。
そういう人が非常に多いのですが、言葉にしなくてもひっそりとプランを練って、サプライズプロポーズの準備を入念に進めてくれている…。そんなパーフェクトな人は、一握りしか存在しないのが現実。
彼の顔色ばかり気にして相手の出方を伺っていても、結婚に発展するはずがありません。
まずは、“結婚の話をすること”自体は決してタブーではないのだと、理解しましょう。
プロポーズさせるためには、ネガティブな話と思わせないよう明るく結婚の話をする
かといって、プレッシャーを与えすぎるような言い方や、重たい空気の中で将来の話を切り出してしまうと、男性が逃げ腰になるリスクが高まります。
共働きが一般化してきている現代でも、特に男性の場合、多くの人が“結婚とは家族を養うこと”という責任を感じています。
ただでさえ結婚が重いものだと感じているので、圧をかけるような言い方をしたらなおさら逃げたくなってしまうのです。
また、深刻な空気感の中で結婚話を切り出してしまうと、「結婚話=ネガティブな話題」という意識を生んでしまいます。
一度そうなってしまうと大変で、結婚の“け”の字を出した瞬間、男性が「きた!またその話か」と構えてしまうようになります。
明るい未来について話すのですから、ポジティブな空気の中で話をするのがオススメ。
プロポーズさせるためには「結婚はしてもらうものではなく、二人でするもの」というマインドが大事
では具体的にどういう切り出し方がベストなのでしょうか?
私は女友達とよく「どのタイミングで結婚の話が出た?」という話題で盛り上がるので、経験者たちの話をお伝えします。
もちろん人によって違いますが、ラブラブな空気感の中で「これからもずっと一緒にいたいね!私たち、将来どうしようか〜?」と可愛らしく切り出した子もいました。
それから、普通に食事をしている最中に、「今後のこと、そろそろ考えないとね〜」とクールに話題をふった友人もいます。
意外とライトな雰囲気の中で話をもちかけている人が多いです。
中には思いっきり圧をかけてプロポーズさせたという猛者もいますが、リスクが高いので、失敗の覚悟が決まっている人以外には、オススメしません。
また、成功者たちの話を聞いていると「結婚して!して!してくれるよね!?」と押し付ける感じではなく、「私たちの将来、どうしようか〜」という、あくまで対等な立場で話をしているパターンが多いです。
確かに、結婚は“してもらう”ものではありません。二人でするものなので、本来は話し合って決めるべきですね。
交際4年でついにプロポーズさせて結婚した女性(33)の場合
ところで、ちょうどつい最近、ある女友達(33)が婚約したという連絡をくれました。
その友人は20代後半から彼と付き合い始め、交際4年になります。その間、彼と結婚したいと願いながらも、自分からは言い出せずにいたようです。
「結婚する気あるのかないのか聞いてみたら?」と何度か勧めましたが、そうすると彼女は「前からやんわりと将来の話はするよ」とか、「でも仕事が忙しくて今はタイミングじゃないみたい」などと言います。
私たちは彼女を励ましつつも、友人一同、心の中で「その彼氏、いわゆる“結婚願望のない男”でしょ…」と見限っていましたし、4年付き合って結婚する気配がないなら、もう一生ないだろうと失礼ながら決めつけていました。本人には言えませんでしたが…。
しかしついに彼女本人がしびれを切らし、勇気を出して自分から「結婚のこと、どう考えてる?私はしたいと思ってるよ」と伝えたそうです。
すると彼も、「そろそろ結婚しようか」と答え、無事婚約に至ったのだとか。
おそらく彼は、結婚願望が全くないわけではなかったものの、腰が重くズルズルと先延ばしにしてきたのでしょう。
何も言わなければさらに先延ばしするつもりだったのかもしれませんが、思い切って彼女から切り出したのが良かったですね。
もちろん同じように尋ねても「今はまだ結婚するつもりはない」という答えが返ってくるパターンも考えられます。
しかしそれならそれで、今後の行動を考えなくてはならないので、いずれにせよ意思の確認は大切なのです。
もし彼から「今は結婚を考えられない」という答えが返ってきた場合に、それでもやっぱり彼を諦められない…ということであれば、ここから様々なアクションを起こしていかなくてはなりません。次回以降のコラムで少しずつお伝えしていきたいと思います。
結婚してくれない恋人にプロポーズさせる方法その1: 明るく話し合うこと
以上、「恋人にプロポーズさせる方法」第一回では、「明るい雰囲気の中で結婚について話し合うこと」の必要性をお伝えしました。
結婚は“してもらうもの”という思い込みを捨て、彼の顔色を伺ってばかりいないで、未来は二人で築くものだという自信を持ってください。
しかし交際期間が短い場合は、安易に結婚の話を持ちかけることはリスクを生みます。
婚活をしている男性を除いて、多くの男性は、交際する時点ではまだ結婚のことまでは考えていません。
それなのに速攻で結婚の話をされたら、その重さに戸惑ってしまうだけなので、まだ付き合い始めたばかりの人は、まずは二人の関係を深めることを優先しましょう。 (ただし“結婚願望の有無”程度だったら付き合う前でも確認できるので、これはぜひ事前に探っておきたいところです。)
次回予告: 男性が「結婚したい」と思うタイミングとは?
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この記事を書いた人
慶應義塾大学文学部卒。東京カレンダーWEB編集部にて数々のヒット企画を手がける。その後、講談社WEBメディア「ミモレ」、マガジンハウス「anan web」を中心に、恋愛・婚活分野のコラムや女性の人生に関するエッセイを発信。
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