婚活市場において、根強い人気を誇る商社マン。
ご存知の通り好景気に沸く商社業界、男性陣はますます引く手あまた。このタイミングではますますライバルが多いかもしれません。
でもじつは、エリートビジネスマンが結婚を決意する瞬間は意外にも「普通」だったりして……?
超大手商社で長年受付スタッフとして働いていた筆者が、そこで見聞きした「エリートビジネスマンが結婚を意識する瞬間」をレポートします。
ベタだけど……商社マンが結婚するきっかけはズバリ「海外駐在」
大手商社マンの多くの部署では、20代、30代で何度か転勤や海外駐在があります。この「転機」をきっかけにライフイベントが前後するのを何度も見てきました。
「あれ、〇〇さんと〇〇さん、お付き合いしたばっかりなのにもう結婚!? ……ああ、なるほど、海外転勤なのね~」
受付スタッフは社員に知り合いも多く、情報は自然に集まってくるため、こんな会話は日常茶飯事。
商社では海外駐在が決まると、本人はもちろんその家族も、転勤先での生活に関するレクチャーや手続きをするために来社します。
定期的に「駐在帯同家族に向けたイベント」があるので、社内行事とその参加者を取り次ぐ受付は、「今度は〇〇さんはドバイなのね~」「なるほど、だから先月同じ部署の方とご結婚されたのね」なんて思っています。
このパターンは本当に多い! 受付に入ったころは、「海外駐在なんて独身でいったほうが気楽じゃない……? なんで急いで結婚するの?」などと思っていましたが、やがて理由が判明します。
どうやら商社の駐在というのは想像以上にハード。
行ったこともないような遠い国で、インフラを作ったり原材料を調達したり、商社マンが扱うお金はけた違い。それだけプレッシャーも多く、生活習慣も違うことから、せめて家庭内の味方を連れていきたいという気持ちが働くようなのです。
また、帰国直後にトントン拍子に結婚する方も多い印象でした。海外から帰ってきたタイミングではフリーな人も多く、そこで結婚を見据えた彼女をつくる人もいるようです。
異動の前後は、お付き合い&結婚の関係が進む可能性大、です。
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「商社マンて、お休みの日もエネルギッシュだなあ……」
受付スタッフは、イベント情報を小耳にはさむたびにそう思っていました。
商社をはじめとした、少々体育会系の日系企業では、家族ぐるみの休日イベントも多いもの。そういう機会に、上手に「オフィシャルの場」に馴染める彼女だと、一気に結婚に近づくようです。
男性も、そういった場に1人でいくのはちょっと決まりが悪いな……とは思っているもの。「そこに連れていきたい」と思える彼女の場合、結婚に向けてもとんとん拍子のパターンが多いと友人商社マンの証言多数。とは言え、お付き合いの段階では気合を入れていることを悟られないようにさりげなく進めるのがおススメです。
意外に保守的な部分がある商社マン。オフィシャルな場に一緒に行くことで、思った以上に関係が進展するようです。
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多忙な商社マンは家庭を守ってくれる子に傾きがち
「商社マンって、外に出ても会社に戻っても、敵が多そうで大変だなあ」
外野として社内を見ていた受付スタッフは、そんな印象を持っていました。華やかに見える商社マンですが、そもそも仕事内容はシビアで責任が重いもの。社内のライバルも皆デキル男なので、出世レースも熾烈です。
行動的で社交的な人が多いのは事実ですが、どんな人もいつもフル充電! という訳にはいきませんよね。これは商社マンに限らず、仕事がタフな男性は外で頑張る分、家庭では心身をリラックスさせたいと思っているのではないでしょうか。
お金は夫がしっかり稼ぎ、妻は家事や料理、子育てを中心に担ってくれたらと考える人もまだ多い印象です。舌も肥えているひとが多く、接待で外食も多数ですから、家庭料理で健康をキープしたいと考えるのも無理なからぬこと。
また商社マンの妻は、駐在することになるとホームパーティを開くシーンも多いので、料理やスイーツ作り、テーブルコーディネート、インテリアのセンスがあれば発揮できるシーンも多いでしょう。
そのあたりをさりげなく、でもしっかりとアピールするのが近道かもしれませんね。
いかがでしたか? もしこの先、商社マン、エリートビジネスマンと出逢っていい雰囲気になったときは、ぜひ以上のポイントを頭において上手に関係を深めていってくださいね。
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この記事を書いた人
Michiko Sano
作家。東京生まれ、早稲田大学卒。エアライングランドスタッフ、WEBディレクター、商社受付、専業主婦を経て文筆業に。講談社WEBメディア「ミモレ」、幻冬舎ゴールド・オンライン、ダイヤモンド・オンライン、東京カレンダーWEBほかで小説やコラムを多数執筆。著書は『天現寺ウォーズ』『知られざる空港のプロフェッショナル』港区で男子ふたりを子育て中。趣味は旅行とグルメ。
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