「彼はいつになったらプロポーズしてくれるんだろう…」。そんな不安を抱え、悶々と過ごしてはいませんか?
本連載では、「今付き合っている恋人に、どうしてもプロポーズさせたい」という読者のために、Palette編集長・小澤サチエが、10回にわたってコラムをお届けします。
“恋人にプロポーズさせた”女性たちの体験談をベースに、彼氏との関係を結婚に発展させるノウハウをご紹介。
恋人にプロポーズさせる10の方法とは?今回は第二回をお届けします。
第一回の記事はコチラ→ 「彼氏に結婚の話をすると、引かれそうで怖い…」結婚してくれない恋人にプロポーズさせる方法
恋人にプロポーズさせる10の方法 #2
男性が「結婚したい」と思うタイミングとは?
男性が結婚を意識するタイミングとは、いつなのでしょうか。
男性と女性では、“交際してから結婚を意識するまでの期間”が異なると言われています。
実際に「プロポーズはいつ行うべきだと思いますか?」という問いに対して、女性が「交際後、半年〜1年」を多く望むのに対して、男性は1〜2年が最も多いという結果が出ています。(「キャリ婚」プロポーズにおける意識調査/2020年)
女性の場合は、付き合うかどうかを決める時点で、“結婚を視野に入れている”という人も珍しくありません。一方で男性は(婚活をしている人を除いては)、付き合い始めてすぐに結婚を意識する人は少ないです。
この男女間の温度差とタイミング感の違いに気づかず、たくさんの女性が失敗しがちです。
交際一ヶ月くらいですでに結婚をほのめかす発言をしてしまい、男性から「まだ付き合いはじめたばかりなのに、もう結婚の話…!?重い…!」と引かれてしまうという失敗経験のある女性は数知れず。
とはいえ、“本当に結婚願望のない男性”を除いては、彼らが結婚したいと思うタイミングは必ずいつか訪れます。
本来は、付き合っていく自然な流れの中で、彼が「そろそろ結婚したい」と感じてくれるのが理想ですが、そううまくいかないのが現実。
しかし、“最適なタイミング”を狙うことによって、彼に結婚を意識させることは可能なのです。
仕事やキャリアなどが一段落したときに、男性は結婚願望が高まる
私の知り合いのカップルは、7年間交際した末に結婚を決めました。プロポーズ時点で、2 人は35歳でした。
彼女側はずいぶん前から結婚を望んでいましたが、彼のほうが30歳の時に起業。そこから3年ほどは会社のことに必死で、結婚を考えられるような心の余裕は一切なかったのです。
もちろん“会社に集中したいから”という自分の都合だけでなく、安定した未来が約束できない中、無責任に彼女と結婚はできないという考えがありました。
ところが3,4年が経過した頃から、経営も軌道に乗り始め、彼の方に余裕が生まれたようです。彼女としても子どもを産みたい気持ちが強く、35歳までに結婚することを目標としていました。
彼の仕事が落ち着いてきたタイミングで、彼女の方からその思いを正直に伝えたところ、彼女の35歳の誕生日に、彼が無事プロポーズをしてくれたそうです。
仕事を頑張っているタイプの男性の場合、仕事が落ち着くタイミングや節目を迎えたタイミングで、ようやく結婚を考えられる…という人が非常に多いです。
よく“男性脳は一点集中型”といいますよね。あれもこれも同時に問題に向き合うよりは、まず一つのことに取り組んで課題を解決してから、次の課題に取り組む…というタイプが大多数。
そのため、仕事が大変な状況の中で、結婚という重要なライフイベントに積極的に取り組もうと思う男性はほとんどいないでしょう。
ですから“仕事が落ち着いたタイミング”はまさに狙いどき。
経営者に限らず会社員の場合も、例えば新しい部署やポストに就任した直後や大きなプロジェクトに関わっている最中は避けて、それらが一段落したときに結婚の話を出すのが良いでしょう。
先ほど触れた知人カップルの場合、男性側は「起業して一番大変だったときに、ずっと彼女が支えてくれて感謝していたから、恩返しをしたいと思った」と言っていました。
彼の状況が落ち着いたそのとき、一番最初にあなたの顔が頭に浮かぶ…。そんな存在でありたいですね。
ただ気をつけておきたいのが、彼らのように“7年越しの結婚”というのは、一般的に考えるとかなり長い交際期間だと思います。
冒頭で紹介した「プロポーズはいつ行うべきだと思いますか?」という調査の結果を見ても、「交際後3年〜5年未満」と回答した割合は、男女ともに0%。
多くの人が、交際後3年を過ぎるとプロポーズの機を逸している、と考えていることが明らかです。
たとえ何年かかってでも、彼の心の準備ができるまで待つ!と覚悟を決められる人を除いては、ずるずると交際期間を伸ばさないようにしましょう。
転勤やマンション更新は、男性が「結婚したい」と思うビッグチャンス
仕事が一段落ついたタイミング以外にも、男性が結婚を考えやすいタイミングがあります。それはズバリ「引っ越し」と「転勤」。
例えば、ある友人の場合は、自分のマンションの契約更新が迫ってきたタイミングで、彼氏にこう持ちかけました。
「どうせいつもどちらかの家にいるんだし、家賃も光熱費も折半の方がお互いお得じゃない?一緒に住む?」
そうして、同棲することになった二人。さらにそこから「同棲するんだったら親に挨拶しないと…」と彼女の方からあくまで自然に持ちかけて、結果的に結婚に至ったそうです。
その他には、彼の海外転勤や地方転勤が決まってプロポーズされた友人もたくさんいます。
転勤することになり、このまま遠距離恋愛を続けるか、別れるか、結婚するか…の3択になるので、そこで二人の関係性を真剣に見つめ直す機会が生まれるようです。
「引っ越し」や「転勤」というのは、交際相手がいる場合、“一人の人生”から“二人の人生”に移行するかどうかを考え直す機会でもあります。プロポーズさせる最大のチャンスだと考えて良いでしょう。
しかし逆に、別れという結論に至る可能性もあるので慎重に。二人でよく話し合い、今後を決めることが大切です。
恋人にプロポーズさせる方法その2: 男性が結婚したいと思うベストタイミングを狙う
以上、「恋人にプロポーズさせる方法」第2回では、「男性が結婚したいと思う最適なタイミングを狙う」という手段をお伝えしました。
「今とにかく仕事がバタバタしている」「転職を考えている」などの場合は、おそらく結婚を意識させようとしても逆効果の可能性があります。しかし仕事やキャリアが落ち着いたタイミングで「結婚したい」と感じる男性は多いということを理解しておきましょう。
仕事だけでなく、例えば家族のゴタゴタや問題を抱えている最中は、結婚を考えさせるのは難しいです。逆にそれが全て落ち着いた段階で、結婚の話を持ちかけるのが良いです。
また「転勤」「引っ越し」などのビッグイベントは、二人の関係性を見つめ直し、結婚へと駒を進めるチャンスかもしれません。
次回予告: 「男の胃袋を掴め」とは言うけれど、効果はある?
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この記事を書いた人
慶應義塾大学文学部卒。東京カレンダーWEB編集部にて数々のヒット企画を手がける。その後、講談社WEBメディア「ミモレ」、マガジンハウス「anan web」を中心に、恋愛・婚活分野のコラムや女性の人生に関するエッセイを発信。
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