婚活をしている人の多くが、おそらく一度は、デートしていた相手から“フェードアウト”されたことがあるのではないでしょうか。
せっかく素晴らしい異性と出会い、いい感じだと思っていたのに、突然パタリと相手から連絡がこなくなった…。そんな経験はありませんか?
「一体自分は、何をしてしまったんだろう…?」
理由を知りたくても、相手に二度と会えないのであれば聞くことすらできませんよね。
本シリーズ「僕たち・私たちがフェードアウトした理由」では、婚活中の読者の皆さんから聞いた“どうしてデート相手からフェードアウトしたのか”経験談をお届けします。
前回の記事はコチラ→ あんなにいい感じだったのになぜ?「突然フェードアウトする人の心理」とは

突然フェードアウトされたのはなぜ? 第一印象さえよければいいと思ったら大間違い!
婚活では「第一印象が大事」と言われていますが、第一印象さえよければ良いというわけではありません。せっかく最初は好印象でも、後になって幻滅されてしまうパターンもあるのです。
今回は、「最初はいいと思っていたけれど、何度か会ってフェードアウトした」という男性陣に、お話を聞いてきました。
僕がフェードアウトした理由① だらしない
僕の好きな女優に似ていて、外見がタイプど真ん中の女性と知り合いました。優しそうな雰囲気や綺麗めのファッションなど、何もかもが好みだったんですが、3回デートをして気づきました。
彼女、すごくだらしないんです。毎回何かしら言い訳をつけて30分は遅刻するし、チラッと見えたカバンや財布の中もグチャグチャ。綺麗めの服装が好きだと思っていましたが、よくよく見るとニットは毛玉だらけ。ヒールの踵がすり減っているのか、一緒に歩いているとカンカン音が鳴るのもすごく恥ずかしくて…。どんなに外見がタイプでも、あまりにだらしない女性は嫌だなと思ってフェードアウトしました。(31歳/IT/男性)
「だらしない」「清潔感がない」などのイメージは、婚活においてかなりのマイナスポイントになります。しかし中には「整理整頓ができない」「時間を守るのが苦手」「ずぼらな性格だ」などという人もいるでしょう。
もちろん、婚活だからといって自分を偽る必要はありませんし、デート中も自分らしくいられる相手の方が良いに決まっています。
しかしお互いをよく知る前の段階では、最低限、自分をよく見せる努力が必要。時間を守ることや、清潔感のある身なりをすることは誰にでもできることです。
婚活では、男女ともに“幸せな結婚生活をイメージできる相手”を選びます。だらしない相手や不潔な相手と、結婚生活を共にしたいと思う人はいませんよね。
どんなに第一印象が良かったとしても、だらしない人や清潔感のない人は、フェードアウトされてしまう可能性が高いのかもしれません。
僕がフェードアウトした理由② 金銭感覚が合わない
ある時合コンで知り合った女性がすごく好みだったので、デートに誘いました。「お肉を食べに行こう」と話していたんですが、彼女が「行きたいお店があるの」と言って送ってきたお店のリンクを見て、ドン引き…。なんと超高級ステーキハウスだったんです。
基本的にデートは自分が奢りたい派ですが、僕はごく普通のサラリーマンなので、あまり高級志向の女性だとついていけません。その彼女ともそれっきり連絡を取らなくなってしまいました。(33歳/メーカー営業/男性)
高級グルメが好きだったり、ハイブランドを好んで買うなど、高級志向自体は、個人の嗜好なので決して悪いことではありません。ましてや自分のお金で買っているのに、他人から文句を言われる筋合いはありませんよね。
問題なのは、その嗜好を他人に押し付けるような行為です。特に、初デートの段階から高級志向を押し付けると驚いてしまう人が多いので、最初は様子見がてら、無難なお店のチョイスも必要。
とはいえ、あまりに金銭感覚や価値観が違うと、付き合ってから苦労することが多いです。無理をして付き合うよりは、自分の価値観に近い人とデートをした方がうまくいくかもしれませんね。
以上、男性から聞いた「最初はいいと思っていたけれど、フェードアウトした理由」を教えてもらいました。
はじめはどんなに気に入っていた相手だとしても、交際、そしてその先の結婚生活までイメージしたときに、「うまくいかないかも」「ポジティブな未来が想像できないかも」と思ったとき、人はフェードアウトをしがち。
素の自分でいることは大切ですが、最初からこだわりや自分らしさを押し付けすぎるよりは、お互いに少しずつ距離を縮めていくのが良いかもしれません。
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この記事を書いた人

「Palette」編集長
慶應義塾大学文学部卒。東京カレンダーWEB編集部にて数々のヒット企画を手がける。その後、講談社WEBメディア「ミモレ」、マガジンハウス「anan web」を中心に、恋愛・婚活分野のコラムや女性の人生に関するエッセイを発信。
多数メディアでの執筆を経て、「Palette」編集長に就任。
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