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プロポーズを経て、大好きな恋人とついに結婚が決まった!それはまさに、幸せの絶頂と呼べる瞬間です。
ところが喜びの束の間、いざ結婚するとなると現実的な問題がつきまとい、アレもコレも不安になってくる…。
意外と人には話せない、結婚前の不安や疑問。そんな男女のお悩みをPalette編集部が解決いたします。
さて、今週のお悩みは…?
前回の【結婚前のお悩み相談室】はコチラ>親に結婚を認めてもらえない29歳女性。反対を押し切って結婚しても、幸せになれる?
今週のお悩み:結婚前に他の男性を好きになってしまった…/26歳・女性
付き合っていた彼からプロポーズをされ、数カ月以内に入籍し、結婚式を挙げる予定があります。ところが、他に好きな人ができてしまいました。
その相手は、昔好きだった先輩で、偶然再会してしまったのですが、気持ちが再燃してしまいました。
婚約者への気持ちは冷めかけています。私はこのまま今の婚約者と結婚してしまってよいのでしょうか? (26歳・女性・北海道)
一時的なマリッジブルーの可能性も…
大切なパートナーとの結婚が決まり一生添い遂げる覚悟でいたはずが、他に好きな人ができてしまった…。このような場合、どうするのが正解なのでしょうか?
気持ちを押し殺し、なかったことにして婚約者との結婚を進めるか、あるいは結婚前の今ならまだ間に合うので、踏みとどまるか…。非常にドラマティックな展開ですが、少し落ち着いてください。
もしかしたら単なるマリッジブルーに陥っているだけかもしれません。
自分では気づいていなくても、マリッジブルーに陥ると、一人のパートナーと添い遂げられるのか猛烈な不安に襲われたり、自分がちゃんと幸せな結婚生活を送れるのか自信が持てなくなって、結婚への覚悟が揺らぐ場合があります。
そうしているうちに、無意識に「本当にこの人で良いのかな?」という考えが生まれてしまうのです。
花嫁の2人に1人はマリッジブルーに
みんなのウェディング「マリッジブルーに関するアンケート」(2020年実施)によると、結婚前の女性の50%…つまり2人に1人は、マリッジブルーに陥っているという結果が明らかに。
実際、その中には「本当にこの人で良いのか」「これからもっといい人が現れるのではないか」「前好きだった人に連絡したくなった」などの声もありました。
相談者さんも、今は他の男性が魅力的に見えるかもしれませんが、マリッジブルーによる一時的な感情である可能性は大いにあります。
結婚後は自由な恋愛ができなくなるからこそ、余計にそれが恋しくなっているかもしれません。
人間は、もう二度と手に入らないとわかった物や、二度と経験できないことに対して、それまではさほど執着していなかったにもかかわらず、急に喉から手が出るほど欲しくなったりする生き物です。
まずは一時的なマリッジブルーの可能性を疑ってみましょう。
マリッジブルーの原因を見つめて、二人で解決する
しかし、マリッジブルーの背景には必ず原因があるものです。何か理由があって、他の男性に気持ちが向いているかもしれないので、その原因が何なのか自分の心に問いかけてください。
例えばよくあるのが、結婚式準備をろくに手伝ってくれない婚約者に対して、ストレスが限界に達してしまうパターンです。
ただでさえ負担の多い結婚式の準備ですから、何もしてくれない相手のことが急に好きだと思えなくなったという話をよく耳にします。
その結果、「本当にこの人でいいのかな…」という不安が生まれます。
このように、パートナーの行動や態度に何らかの問題があるのであれば、話し合いによって改善できるかもしれないので、話し合う努力をしてみてください。
(ただし迂闊に、他に気になる人がいるとか、気持ちが冷めている…などの言葉を口にしないよう要注意。あくまで、行動や態度の改善を交渉するのがポイント)
婚約破棄をするのには、相当の覚悟が必要
ここまでマリッジブルーの可能性についてお話ししてきましたが、それでもやっぱり「本気で他の男性を好きになってしまった。この気持ちに嘘偽りはないし、婚約者への愛情はない!」と言い切るのであれば、一旦白紙に戻すかどうかはあなた次第です。
ただし、婚約破棄というのは、恋人が別れるのとは話が違います。すでに婚約者の人生や家族などを巻き込んでいる…ということを忘れないでください。
簡単に「別れましょう」で済むはずはなく、家族間で大騒ぎになったり、慰謝料を請求されるケースなどもあるので、それに向き合うだけの覚悟が必要です。そして当然、誠実な対応をすべきです。
「結婚」にはそれなりの責任がつきまとうのです。
結婚前に他の異性が眩しく見える…なんていうのはよくある話ですし、結婚後もおそらくあるでしょう。男女の恋愛感情は永遠に続くものではないとも言われています。
しかし、それでも生涯をかけて自分のパートナーを守り、大切にする…という責任を負えるかどうか。それが結婚に踏み切るために必要な覚悟なのかもしれません。
Palette編集部からの回答まとめ
- 結婚式前に他に好きな人ができたのは、マリッジブルーによる一時的な感情の可能性大
- 女性の半数がマリッジブルーに陥っている!
- マリッジブルーの原因を自分で突き止めて、できれば婚約者と解決するとよい
- 婚約破棄をするのであれば相当の覚悟と誠実な対応をしなくてはならない
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この記事を書いた人
慶應義塾大学文学部卒。東京カレンダーWEB編集部にて数々のヒット企画を手がける。その後、講談社WEBメディア「ミモレ」、マガジンハウス「anan web」を中心に、恋愛・婚活分野のコラムや女性の人生に関するエッセイを発信。
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