合コンや婚活パーティーのような従来の“出会いの場”に行かなくても、たくさんの人と出会うことができるマッチングアプリ。気軽に利用することができ、まさに今の時代にピッタリの婚活手段といえるでしょう。
しかし一方で、どんなに頑張ってもマッチングアプリの婚活がうまくいかず、頭を抱えている人も多いです。
本連載「マッチングアプリの掟」では、実際にマッチングアプリを使って婚活をしている人たちに登場していただきます。皆さんが実際に抱えている悩みに注目し、その解決方法を一緒に考えていきましょう。
今回は、バツイチ子持ち、35歳の男性のエピソードをご紹介。彼が婚活で苦戦していることとは…?
前回の「マッチングアプリの掟」はコチラ>> 「盛り上げようと必死なのに…」マッチングアプリで女性にいつもフェードアウトされる理由
「バツイチ子持ちの再婚を成功させる秘訣を知りたい!」
<今週お話を聞かせてくれたのは…>
名前:雅樹さん(仮名) 年齢:35歳 職業:メーカー勤務
マッチングアプリ利用歴:2年 利用しているアプリ:Pairs(ペアーズ) 東カレデート
悩み:バツイチ子持ちの婚活に苦戦中
バツイチ子持ちの婚活は難しい…?
コロナの影響もあってなかなか出会いがなく、2年ほど前にPairs(ペアーズ) や東カレデートなどのマッチングアプリを使い始めたという雅樹さんは、バツイチ。前妻との間に子どもがいます。
離婚してからは3年以上が経過しており、再婚願望も強いようで、一刻も早く良い相手に巡り会いたいそうです。ところが…。
「まず、マッチングの時点でなかなかうまくいかずに苦戦しています。僕の場合、バツイチはまだしも、“子持ち”というのが婚活ではかなりネックになっている気がします。
マッチングアプリの場合は、まずは相手の条件をしっかり見てからマッチングするかどうかを選びますよね。プロフィールを見た時に、バツイチ子持ちという条件が不利になっていると思います。
アプリによっては、結婚歴や子どもの有無を入力しなくてもOKなので、いっそのこと空欄にしておいたほうが婚活にも支障がない気がするんですが…」
バツイチであり、さらに子どもがいるという事実が、うまくいかない要因なのでは…と気にしている雅樹さん。
たしかに相手の結婚歴を気にする人は多いですし、子どもの有無はなおさら。特に初婚の人の場合、「子どもがいても全く気にしないよ!」という方は少数派かもしれません。
そして雅樹さんの言うように、多くのマッチングアプリにおいて、結婚歴や子どもの有無は入力が任意なので、空白のままでもプロフィール欄を完成させることが可能です。(子どもがいるのにいないと嘘をつくようなプロフィール詐称は論外ですが)プロフィールに明記するかどうかは、自分次第なのです。
多くの「いいね!」よりも、たった一人の理解者を探す
時々、「親しくなる前の段階で、マイナスになるプロフィールを全て申告する必要はない」という人がいます。子どもがいることなどをプロフィール欄に書いているとなかなかマッチングしないので、会ってから打ち明けるほうがよい、と考えているようです。
たしかに多くの人から「いいね!」をもらいたいとか、とにかくモテたい、数ある選択肢の中から選びたい…という人には、それが当てはまるのかもしれません。しかし雅樹さんが探しているのは、たった一人の結婚相手のはず。
過去に結婚したことがあり、その相手との間に子どもがいることは、もはや雅樹さんの人生において、重要な通過点だと思います。
それを隠して不特定多数の人と出会おうとするよりも、人生の重要な通過点を理解してくれそうな相手を最初から引き寄せたほうが、結婚相手を見つけられるスピードも早まります。
また、マッチング時点では伝えていなかったのに会ってから事実を伝えることによって、相手は騙されたかのような気持ちを抱く可能性も。信用できない人だと思われて、その後の発展が難しくなります。
たとえ大量の「いいね!」がもらえないとしても、下手に過去を隠そうとせずに、正々堂々と挑みましょう。そして自分のことをより理解してくれそうなパートナー探しに集中すべきです。
バツイチ子持ちの婚活において、離婚理由はどこまで正直に打ち明けるべき?
「実はプロフィールの問題だけではなく、マッチングした後のデートでも、バツイチ子持ちならではの壁にぶち当たっています。
やっとの思いでマッチングしても、やはり相手から離婚理由や子どものことを聞かれたりするんです。僕の場合はかなり波乱万丈な結婚生活でした。揉めた経緯や子どもとの関係性など、具体的な部分まで正直に話すと、2回目のデートに繋がらないことも多くて……。
離婚の経緯や子どもの話は、あまり正直に話さない方がいいのかも?と最近は考えるようになりました。どうするのが正解なんでしょうか…」
相手がバツイチだと聞くと、ほとんどの人は離婚理由を知りたがります。また子どもがいる場合は、養育費の問題や前妻との関係なども気になるかもしれません。
ここでも嘘をつくのはNG。事実と異なることを言って、親しくなったあとで嘘だと知られてしまうと、一気に信頼を失ってしまうことになり、リカバーが難しいです。
しかし中には、出会ったばかりの段階で話さなくてもよいことまで話してしまい、相手に引かれてしまう人もいます。例えば、前の結婚時に起きたドロドロした話を事細かに話したり、前のパートナーの悪口を並べ立てたり…。
お互いをよく知らない段階で、そこまで話してしまうと「なんだか大変そうな人だな…」というネガティブな印象に繋がってしまいます。
嘘はいけませんが、最初の段階で、相手を不安にさせるような話をわざわざする必要はないです。深い話をするのは、ある程度信頼関係が生まれた段階でよいでしょう。
一番大切なことは、結婚歴があっても子どもがいても、正々堂々とふるまうこと。実際、それらの事実は必ずしもネガティブに働くとは限りません。
相手もバツイチや子持ちの場合は、プラスに捉えられることも多いですし、価値観が合うので話がトントン拍子に進みやすいです。また初婚の人でも、ある程度の年齢を越えるとバツイチがいい!という人も実際にいます。
本当の自分を理解し、受け止めてくれるような相手と出会うためにも、自信を失うことなく堂々と婚活に励んでください。
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