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「彼はいつになったらプロポーズしてくれるんだろう…」。そんな不安を抱え、悶々と過ごしてはいませんか?
本連載では、「今付き合っている恋人に、どうしてもプロポーズさせたい」という読者のために、Palette編集長・小澤サチエが、10回にわたってコラムをお届けします。
“恋人にプロポーズさせた”女性たちの体験談をベースに、彼氏との関係を結婚に発展させるノウハウをご紹介。
恋人にプロポーズさせる10の方法とは? 今回は第5回をお届けします。
第4回の記事はコチラ→ 「結婚にメリットを感じないから独身がいい」と言い張る彼氏に、プロポーズさせる方法
恋人にプロポーズさせる10の方法 #5
結婚願望のない彼氏が、独身でいたがる理由とは?
二人の関係は良好なのに、パートナーが結婚に前向きではない…という場合、そこには必ず理由があります。その中には、「結婚に対して何かしらの不安を抱いているために躊躇している」というケースも多いです。
それでは具体的にどのような理由で結婚に踏み込めないのか、その理由を見てみましょう。
内閣府の調査では、独身者に対して独身でいる理由を尋ねたところ、最も多い理由は「適当な相手にまだ巡り合わないから」(50.5%)。
次いで「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」(38.6%)「経済的に余裕がないから」(29.8%)という結果であることがわかりました。(令和2年度「少子化社会に関する国際意識調査」による)
多くの人が「結婚すると自由がなくなる」あるいは「結婚するには経済的な基盤が必要」と考えているのです。
まずは、パートナーが結婚に対してどのような不安を抱いているのか把握する必要があります。
それがわかったら、あとはその不安のタネを取り除いてあげられれば、相手も結婚に対して前向きになってくれる可能性が十分あるでしょう。
とはいえ「何が不安なの?」と真っ向から尋ねたところで、率直に答えてくれる人は少ないでしょうから、日頃の対話の中で相手の本音を探り出す必要があります。
今回は実際に、最初はなかなか結婚する気のなかった恋人に、最終的にプロポーズさせたという女性に話を聞いてみました。
結婚に対して経済的な不安を抱いていた彼にプロポーズさせた女性
私の彼の場合は、自営業だったこともあり、経済的に不安定だという理由で結婚を渋っていました。
でも私は逆に、大手日系企業に勤める会社員なので、比較的安定しています。
だから思い切って「私は給料がすごくいいわけじゃないけど、そのぶん安定はしてるから、二人で力を合わせればバランスがいいよね。あなたはそのまま好きなことに挑戦してね」と伝えました。
彼の方も、結婚したら二人で協力して頑張ればいいということをわかってくれたし、ローンの面など、むしろ私と結婚した方がプラスになる部分がたくさんあります。結婚を決意してくれました。(32歳・女性)
二人で協力することで経済的に安定した生活をイメージさせる
男性は、いくら共働きだとしても「結婚したら自分が責任を持って家族を養わなくては!」と気負ってしまう人も多いです。
なかなか結婚を決意してもらえないとじれったく思うかもしれませんが、そのぶんそれだけ家族に対する責任の重さを感じているという意味。理想主義よりは現実主義で、慎重な一面があるとも言えます。
このタイプの場合は、経済的な不安を取り除いてあげられれば、一気に結婚への駒を進められます。彼ばかりに経済的負担がのしかかるのではなく、二人で力を合わせ、一緒に支え合っていける未来をイメージさせてあげてください。
万が一何かあったときも、一緒に乗り越えていけそうな気概のある女性はとても頼もしく、魅力的です。
それ以外にも、金銭感覚が一致していることや、お金をきちんと管理できるタイプであることなども、相手に安心感を与え、安定した夫婦生活のイメージを抱いてもらいやすくなります。
逆に、結婚することで良い暮らしを手に入れたいとか、相手に幸せにしてもらいたいといった思いが透けて見えると、男性は尻込みしてしまう可能性があるので気をつけてください。
「結婚したら自由を失うのが怖い」という彼氏にプロポーズさせた女性
私の彼は、よく言われる「結婚は墓場だ」というのを本気で信じていて、結婚したら自由気ままに過ごせなくなるのを恐れているようでした。
でも実際に、結婚後も独身時代のように気ままに過ごされても困る…というのが私の本音。だから「ここで覚悟が決められないなら、彼との結婚はナシかな…」と私もクールに構えていました。普段から、束縛するような行動も一切しませんでしたね。
そのうちに、先輩や男友達から「結婚って悪くないよ」みたいなことを言われることが多くなったみたいで、結婚したら自由気ままに飲み歩いたりはできないものの、そのぶん家庭という帰るべき場所があることを理解していったみたいです。
男性って、先輩や仲間から言われることに影響を受けやすいタイプが多いと思います(笑)。(30歳・女性)
精神的にも自立した関係を築くことで、「結婚=不自由」という連想をさせない
「自由がなくなりそうだから結婚したくない」と言っている人の多くは、本気で嫌だというよりは、まだ覚悟が決まっていないという場合がほとんどです。
周囲の影響などを受けて、彼が結婚を考え始めるタイミングで、「多少の自由さや気楽さを失ってでも、この人とだったら家庭を築いていきたい」と思わせられるような、ベストな関係作りが重要。
その際に、日頃から必要以上に相手を束縛したり、「あなたがいないと生きていけない」と依存するような行動は、“不自由な結婚生活”を連想させてしまいます。
お互いに自立した関係を目指し、「結婚することで自由を奪われる」というマイナス面を考えさせるのではなく「結婚することで互いに支え合っていける」というプラス面をイメージさせることが、自由さや気楽さにこだわる相手に結婚を決意させる第一歩です。
恋人にプロポーズさせる方法その5: 結婚に対する不安を取り除いてあげる
以上、「恋人にプロポーズさせる方法」第5回では、相手が結婚に対して抱いている不安が何なのかを把握し、その不安を取り除いてあげる必要性をお伝えしました。
経済的な不安や、自由さがなくなるのではないかという不安以外にも、人によって抱えている問題は様々です。
たとえば家族との問題だったり、仕事とのバランスだったり、それ以外にも個人的な問題があるかもしれません。ですからまずは、どうして相手がなかなか結婚に対して前向きになれないか、その本当の理由を把握してください。
それがわかったら、その不安を一緒に解消してあげるような寄り添う姿勢を見せましょう。二人で力を合わせて困難を乗り越えていけるような未来が待っているのだとイメージさせ、相手の懸念点を解消してあげてください。
次回予告: いつまでにプロポーズさせたい?期限をきめることの重要性とは
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この記事を書いた人
慶應義塾大学文学部卒。東京カレンダーWEB編集部にて数々のヒット企画を手がける。その後、講談社WEBメディア「ミモレ」、マガジンハウス「anan web」を中心に、恋愛・婚活分野のコラムや女性の人生に関するエッセイを発信。
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