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「彼はいつになったらプロポーズしてくれるんだろう…」。そんな不安を抱え、悶々と過ごしてはいませんか?
本連載では、「今付き合っている恋人に、どうしてもプロポーズさせたい」という読者のために、Palette編集長・小澤サチエが 10回にわたってコラムをお届けします。
“恋人にプロポーズさせた”女性たちの体験談をベースに、彼氏との関係を結婚に発展させるノウハウをご紹介。
恋人にプロポーズさせる10の方法とは?今回は第6回をお届けします。
第5回の記事はコチラ→「結婚したら自由がなくなる」という彼氏に、結婚を決意させるには
「彼氏に結婚の話をしても、曖昧に濁されてプロポーズしてもらえない…」
経験談として非常に多く耳にするのが、「彼が結婚したいと言い出すのを何年も待ったのに、結局結婚できないと言われて別れてしまった…」というエピソード。
それを避けるためにも第1回のコラムで「明るい空気感の中で、結婚について意志を確認すること」の重要性をお伝えしました。
しかし勇気を出して結婚について切り出したものの、相手から「ちょっと今は仕事が立て込んでるから…」とか「数年以内には考えているけど今はまだわからないんだ…」など、曖昧な言葉で濁されてしまうこともあるでしょう。
むしろ、すんなりプロポーズの言葉を引き出せる人より、一旦曖昧に交わされてしまう人の方が多いです。しかし肩を落とす必要はありません。
まずは“結婚について意識させること”が重要なので、一旦はそれでいいのです。
いつまでに彼と結婚したいか、プロポーズまでの期限を決める
そして問題はここからです。
「いつかは考えてるよ」と口では言いながら、のらりくらりと交わし続け、すでに1年以上が経過してしまっている…などの場合、彼らは逃げられるだけ逃げようとします。
しかし決して悪気があって逃げているわけではないことは、理解してあげてください。
男性にとって結婚を決めることとは、今まで生きてきた中で一番重い責任を感じる瞬間だと言っても、過言ではありません。
結婚とは、家族を養い、結婚する相手の人生にも責任も負うことだという認識を持っているからです。
しかし放っておくと永遠に機会は訪れず、そのうちにタイミングを完全に失ってしまう可能性もあります。それを避けるために必要なのは「期限を決めること」なのです。
「結婚をすること」と「今の彼と一緒にいること」。どちらが優先ですか?
まずは彼と話をする前に、自分の中で期限を決めてください。
この際に重要なのが、“優先順位をハッキリさせること”です。
「結婚をすること」と「現在の彼氏と一緒にいること」。この二つのうち、あなたの中でより重要なのはどちらでしょうか?
この優先順位がつけられない人が意外と多いのですが、順番を決められないと自分がどうするべきかを途中で見失い、迷走してしまいがちです。
本来は「彼と結婚をすること」が一番の願いだと思うので、優先順位をつけるのは簡単ではありませんが、自分の胸に手を当てて、どちらが優先なのかを明らかにしてください。
「結婚をすること」が優先の場合は、あなたが何歳までに結婚したいとか、何歳までに子供が欲しいなどの人生プランから逆算して、「いつまでに今の彼氏が結婚を決意しないなら、彼のことは諦める」といった風に期限を決めます。
中には「3ヶ月以内に結婚したい」などかなり短期間での結婚を目指す人もいますが、短くするにつれて難易度は高くなるでしょう。
一方で「結婚をすること」より「現在の彼と一緒にいること」が優先の場合は、ある程度時間をかけてでも彼と結婚するために頑張ろうと思えるはず。
例えば、「たとえ2〜3年かけてでも“彼と”結婚したい」などと決めておくことで、今後、気持ちがブレにくくなります。他人に何かを言われても動じなくなりますし、「もしかして時間を無駄にしているのでは…!?」という不安やストレスに悩まされる状況を防げるのです。
自分の中で期限を決め覚悟ができたなら、後は相手にもそれを提示するだけです。
お伝えしたように、結婚する気がないわけではなく、結婚というライフイベントの重圧から、決断するタイミングを先延ばしにしたがる男性は多いです。
そんな優柔不断な彼らにも、「いつまでに結婚して」という期限を提示することで、重い腰を上げさせられるかもしれません。
どうしても30代前半で結婚したかった女性(34)が、プロポーズさせた方法
経験者たちの話を聞いていると、様々なパターンがあります。
私の知人の場合は、30代前半でどうしても結婚したいという目標がありました。彼氏とは交際2年。それまで彼には結婚について何度か話を降ってきましたが、見事に交わされ続けてきたようです。
ただでさえ彼はかなり優柔不断な性格で、何かを決断することが大の苦手。
そうしているうちに34歳となった彼女は、最後の手段として「半年以内に結婚する気がないなら、今後のことはちょっと考えさせてもらうね」とキッパリ伝え、ついにプロポーズさせたのです。
しかしこの時点で、「これで彼にフラれたら、その時は潔く別れて婚活しよう」と腹を括っていたんだとか。
下手に駆け引きをしたりすると失敗しがちですが、別れも覚悟の上で期限を提示したことで、彼もようやく年貢の納め時だと悟ったのでしょう。
年下彼氏に結婚の期限を提示し、数年後にプロポーズさせた女性(30)の場合
また、もう一人の友人(当時30歳)の場合は、年下の彼ができたものの、彼は大学院生でした。
もともと結婚願望が強かった彼女が、その年齢で大学院生と付き合い出したときは、周囲が相当ざわついたことをよく覚えています。
彼女自身も、結婚するにしても当分先になりそうだという不安から、交際するかどうか相当悩んだようです。
ところが彼のほうが彼女にぞっこんで、「どうしても付き合ってほしい」とグイグイのアプローチ。そこで彼女は「付き合うなら結婚前提で。就職したら結婚するつもりなら、交際OK」と伝え、なんと学生の彼に期限を提示したそうです。
その後、二人の交際は順調で、彼の就職が決まった時点で無事プロポーズしてくれました。
何かしらの事情があってどうしても結婚が先延ばしになってしまう場合でも、事前に期限を提示しておくという方法があります。特に男性側の気持ちのほうが大きくて前のめりな状態のときは、結婚の約束もさせやすいかもしれませんね。
恋人にプロポーズさせる方法その6: 自分にも恋人にも、プロポーズの期限を提示すること
以上、「恋人にプロポーズさせる方法」第6回では、「期限を提示する」という手段をお伝えしました。
まずは自分の中で「いつまでにプロポーズされなければ彼とは別れる」という期限を決めること。そして、相手にもそれを提示すること。
ただし、話をするときはあくまで冷静に、穏やかなテンションで。ただでさえ結婚に対して二の足を踏んでいる男性の前で、キレて取り乱したりすると逆効果。
詰め寄るというよりは、意思を伝える、というつもりで向き合いましょう。
また、「こんなに長く付き合ったんだから責任取ってよね!」という他責的な態度もNGです。責任を押し付けられたら、ますます逃げたくなりますよね。しかしこうした考えを相手に押し付けてしまい、結局別れてしまった人は多いです。
ですから、責任を取ってもらうために結婚を…という考えは一旦捨て、「二人の未来のために結婚したい」「彼のことが大切だから一緒に人生を歩んでいきたい」という気持ちをまず大切にしましょう。
その思いは必ず伝わるはずです。
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この記事を書いた人
慶應義塾大学文学部卒。東京カレンダーWEB編集部にて数々のヒット企画を手がける。その後、講談社WEBメディア「ミモレ」、マガジンハウス「anan web」を中心に、恋愛・婚活分野のコラムや女性の人生に関するエッセイを発信。
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