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「彼はいつになったらプロポーズしてくれるんだろう…」。そんな不安を抱え、悶々と過ごしてはいませんか?
本連載では、「今付き合っている恋人に、どうしてもプロポーズさせたい」という読者のために、Palette編集長・小澤サチエが、10回にわたってコラムをお届けします。
“恋人にプロポーズさせた”女性たちの体験談をベースに、彼氏との関係を結婚に発展させるノウハウをご紹介。
恋人にプロポーズさせる10の方法とは?今回は第四回をお届けします。
第三回の記事はコチラ→ 「男の胃袋を掴め」とは言うけれど、効果はある?結婚願望のない彼氏にプロポーズさせる方法

恋人にプロポーズさせる10の方法 #4「結婚にメリットを感じない彼氏にプロポーズさせるには?」
結婚願望のない彼氏が、独身でいたがる理由は「結婚にメリットを感じないから」
独身男性の中には「結婚にメリットを見出せないから、ずっと独身でいたい」と言う人も少なくありません。
メリットという言葉を聞くと、なんだか夢がないなあ…と思う方もいるでしょう。
しかし今や、必ずしも結婚をしなくてはならない時代ではなくなりました。
自分の意思で独身を貫く人は男女問わず増えていますし、あえて結婚という形を選ばないカップルも存在します。また、結婚願望がある人の割合は年々低下しつつあると言われています。
結婚はとても素晴らしいことである一方、それまで自由を謳歌してきた人にとっては良いことばかりとは限りません。家庭を持つ分、経済面でも負担が生じますし、家族に対して重大な責任を負うことにもなるので、自分中心の人生は送れなくなります。
だからこそ、「結婚しない」という選択が受け入れられ始めた現代においては、よほどのメリットがない限り結婚しないという人が増えているのです。
もしあなたの恋人が結婚に対してなかなか前向きになってくれないという場合は、あなたと結婚するメリット…つまり「あなたと結婚したら何を得られるか」を理解させる必要があります。

結婚をするとお互いに何を得られるか、結婚のメリットを伝える
「彼氏が結婚してくれない!」と焦る人にありがちなのが、結婚を通じて自分だけが何かを得ようと考えてばかりで、相手側の立場にたって物事を考えられないこと。
例えば、自分が一刻も早く結婚したいからといって相手の状況を考えず、自分の都合ばかり押し付けてしまったり、経済的に楽をしたい、仕事をやめたいなどの一方的な理由で結婚を迫ってしまったり…。
それでは相手が「結婚しても得をするのは相手ばかりで、自分は搾取される一方だ…」などと負担に感じ、逃げ腰になってしまうのも無理はありません。
結婚を通して「自分が何かを得ること」を押し出すのではなく、「お互いに何を与え、何を得られるか」を伝えるようにしましょう。
結婚したら彼に何を与えられるか自分の強みを考え、結婚のメリットを感じさせる
自分にはこれといって他人に何かを与えられるような強みはない…と、自信を持てずにいる方もいるかもしれません。しかし特別なスキルなどは必要ないのです。
前回のコラムでお伝えした「胃袋を掴んでプロポーズされた女性の話」を覚えているでしょうか?料理好きだった彼女が、忙しい彼のために家庭料理を作ってあげていたことで、彼にポジティブな結婚生活をイメージさせた…というエピソードでしたが、実はもう一つ重要なポイントがありました。
彼は仕事が激務すぎて不健康な食生活を送っていましたが、「彼女が食事を作るようになってから、体調がよくなった」と言っていました。
仕事が忙しい彼にとって、美味しいご飯が食べられるだけでなく体調まで良くなったというのは、いいことづくしに違いありません。
この女性の場合はたまたま料理でしたが、人によって「相手に与えられること」は違ってくると思います。例えば共働きで一緒に頑張って、生活の質を向上させることとか、お金の管理が苦手な彼に代わって、家計の管理をきちんとすることなど、できることはいくらでも思いつくはず。
最近は様々な夫婦の形があり、男性が専業主夫になるパターンもあります。これからも自分がバリバリ働いていきたい! という女性は、ご自身が稼ぎ頭となって家計を支えることも、相手にとっては大きなプラス要素となるでしょう。
“相手に何を与えられるのか”すぐに思いつかない場合は、自分を見つめ直し、じっくり考えてください。
自分ではさほど強みだと思っていなかったことが、相手にとって思わぬプラス要素となる場合もあります。

家事や育児をしてくれない夫…。自分ばかりが犠牲になる夫婦関係はNG
ただし、ここで気をつけるべきことがあります。
私がいつも皆さんにお伝えしているのは、結婚は決して“してもらうもの”ではないということ。彼氏が結婚に踏み切ってくれないからといって、ついつい下手に出てしまう女性がいますが、あくまで結婚は“二人でするもの”です。
ですから、この“結婚するメリット”というのも、片方だけが享受するものではありません。
結婚した場合に、「相手に何を与え、そして相手から何を得られるか」を考えることが重要なのです。
自分が相手に何かを与えることだけを考えていると、結婚した後に自分ばかりが犠牲になってしまう可能性も。
根っからのギバー(見返りを求めず、他者に惜しみなく何かを分け与える性質の人)でない限り、自分ばかりが尽くしている状況は必ずストレスに変わります。
例えばよくあるのが、共働きなのに、家事は全て妻側がやらなくてはならないとか、お互いに子どもが欲しくて結婚したのに、夫が育児に全く協力してくれないパターンなど…。
こういう生活が続くと、最初のうちは愛情で乗り越えられても、次第に鬱憤が溜まってきて「どうして自分ばかりが大変な目にあっているんだろう」「この人と結婚しているメリットが見当たらない」などの感情が生まれ、夫婦関係に亀裂が入ることも…。
そういう事態を避けるためにも、「お互いに何を与え、何を得られる関係か」を考えることが大切なのです。

恋人にプロポーズさせる方法その4: 自分と結婚するメリットを相手に理解させる
以上、「恋人にプロポーズさせる方法」第4回では、彼に「自分と結婚するとこんなに良いことがある」というメリットを理解させる重要性をお伝えしました。
口頭で伝えるだけでは説得力がありません。日頃の行動を通して「私と結婚したらこんなに素敵な未来が手に入るんだよ」というイメージを抱かせるように意識してみてください。
次回予告: 「結婚したら自由がなくなるのでは…」彼氏が抱いている不安を取り除くことが、結婚への近道!?
こちらの記事もチェック!>> 「プロポーズがなかった…」結婚後、妻が夫に対して抱いている本音とは?
この記事を書いた人
慶應義塾大学文学部卒。東京カレンダーWEB編集部にて数々のヒット企画を手がける。その後、講談社WEBメディア「ミモレ」、マガジンハウス「anan web」を中心に、恋愛・婚活分野のコラムや女性の人生に関するエッセイを発信。
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