「私って、高望みでしょうか?」
先日、30代の婚活女性からこんな相談を受けました。
婚活をしていると、思い通りにいかないことやつらいことは当然ながら起きることがあります。「理想の男性にやっと出会えた!」そう思ってお付き合いを始めても、彼に結婚の意志がないことがわかったり、「この人となら結婚できそう!」そう思ったら、今度は自分が彼の事を好きになれない、なんてこともしばしば……。
理想を追い求めると結婚にはたどり着けず、結婚だけを追い求めたら自分が結婚する気になれない。そんなジレンマを繰り返すうちに迷走し、「私はもしかしたら高望みなのかもしれない」という気持ちが沸き上がってきてしまうことがあるでしょう。
さらに、なかなか結婚しないあなたを見て、家族から「高望みじゃないの?」と言われたり、女子会に行けば既婚者の友人から「理想が高すぎるのよ~」と言われたり。
「私は高望みじゃない!」そう思っても、自分のことがわからくなってくる時があります。
しかし、婚活が思い通りにいかない理由を「高望み」のひと言で片付けないでほしいのです。
本当にあなたは「高望み」なのでしょうか?
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高望みって何?
では、「高望み」とは何でしょうか?
高望みとは、「身分や能力以上の高い望みをもつこと。分不相応な望み」のこと。(出典:デジタル大辞泉)
婚活はよく就活や転職と同様に例えられます。では、40代の女性が転職活動をした場合に置き換えて考えてみたいと思います。例えば、彼女が「宇宙飛行士になりたい」と言ったら、あなたはどのようにアドバイスしますか?
それは少し厳しそう、大変そうだな、と直感的に思うのではないでしょうか?
「募集はいつあるの?」
「試験に受かるの?」
「体力は大丈夫?」
「年齢制限は……?」
などと思うかもしれません。
「世の中に不可能はものはない」という名言もありますが、それは時間やお金、体力・気力など全てのリソースを惜しみなく注いだ場合。可能性は決してゼロではありませんが、彼女が宇宙飛行士になるためには大変な努力と時間が必要になることが想像できます。したがって、これは彼女の身分や能力を超えた望みになりますので、高望みと言えるでしょう。
一方、「お給料が今の倍くらいで、やりがいがあって、土日休みで、福利厚生が充実していて、社風の明るい会社に転職したい」と言ったら、あなたはどのように考えますか?
要望が多いなと思いつつ、全ては満たせないかもしれないけれど、どこか就職できる会社はありそうだなと思いますよね。そして「何が一番大切なの?」そう聞くかもしれません。
婚活も同じではないでしょうか? あなたはパートナーに対して宇宙飛行士レベルの高望みをしていますか? おそらくしていないでしょう。
あなたの婚活が思い通りに行かないのはあなたが高望みだからではなく「あなたの結婚生活において、何が一番大切なのか?」という条件を精査し、優先順位を上手くつけられていない可能性があります。
あなたにとって、人生において大切なものは何ですか?
家族、仕事、安定、キャリア、趣味、家でのんびりする時間など……。「彼とずっと一緒にいたい!」「彼との時間が一番大事」という方もいるでしょう。
または、「とにかく子共が欲しい」「子供ができたら子供との時間を第一優先にしたい」そんな方もいらっしゃると思います。大切なものも人それぞれ。
では、あなたの本当に大切なものは何でしょう? 一度あなたの大切なものを書き出し、その優先順位をつけてみるのがおすすめです。
あなたの幸せな結婚生活に必要なものを徹底的に洗い出す
- 年収400万円以上
- 身長165cm以上
- 容姿は普通
- お話していて楽しい人
婚活女性がパートナーに求めるこの条件を見て、あなたはどう思いますか?「この条件ならいい男性と出会えそう」そう思うかもしれません。しかし、実はこの条件だと婚活が困難になる可能性があります。
- あなたは年収400万円の男性との結婚生活を想像できますか?
- 身長は165cm以上必要ですか?
- 容姿が普通とは何ですか?
- 話が楽しいとは何ですか?
いかがでしょうか。こうした質問をあなた自身に問い、条件を精査してみてください。そして、これ以外の条件は本当に必要ないのかどうかもじっくり考えましょう。
例えば、お相手に求める容姿について「パートナーの外見には全くこだわらない」という方もいれば「好みのタイプじゃないと一緒に生活できない」という方もいらっしゃるでしょう。外見にこだわることは悪いことではありません。
もし外見がタイプじゃければ一緖に生活できない、というのであれば外見は生活するのに必要な条件ということになりますから、それは婚活において十分必要な条件になりますし、優先順位も高くなると思われます。条件は、漠然と決めるのではなく、具体的な結婚生活を思い描いて徹底的に洗い出す必要があるのです。
しかし、具体的な結婚生活がイメージできない、という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方はあなたの過去を振り返ってみてください。あなたがこれまで生きてきた中で様々なエピソードがあったはず。
そのエピソードで、あなたはその時どんな気持ちになったのか、どんな感情を抱いたのか、それを具体的に思い返して書き出していきます。すると、実は私はこんなことが嬉しいのだな、楽しいのだな、こんなことに腹立たしくなるのだな、悲しいのだな、といったあなた自身の感情に気づき、将来の結婚生活に必要な条件がイメージできるようになると思います。
常に自分と向き合おう
そして、一度だけ条件を精査したら、それで終わりではありません。条件は常に見直すことを意識しましょう。
婚活を進めるにつれて新たな自分に気がつくこともあります。婚活を進めて、男性と会ってお話したりデートしたりしないと気がつかないこともあるからです。
例えば、外見にはこだわらないと思っていたけれど、婚活を進めるにつれて実はお相手の歯並びがとても気になるということがわかった、ということもあるでしょう。想像だけではわからないことも多いもの。様々な男性と会ってみたら自分の意外な部分に気がついた、ということもあるわけです。
◆
周囲の人は、あなたの事を想って婚活のアドバイスをしてくれると思います。
婚活をしていると不安なことも起きて、周りのアドバイスに振り回されてしまうこともあると思います。しかし、あまり他人の言葉に惑わされず、常に自分を見つめることが重要です。
他人と比較するのではなく、比較するのは少し前の自分、常に自分と向き合っていくと、婚活への心持ちも変わるかもしれません。
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この記事を書いた人
40歳で離婚し婚活を開始。結婚相談所、マッチングアプリなど全敗からの44歳で再婚&出産。
現在は一児のママ。
婚活マッチングアプリArchers(アーチャーズ)にて婚活サポーター「アーチャーあお」として活動中。
また、自身の経験を活かし「婚活&再婚活コンサルタント」として「あお婚活スクール」も開講。
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