付き合う前に体の関係を持ってしまった場合、そこから交際に発展させるにはどうしたらよいのでしょうか。
「先に体の関係を持った後に、付き合った」という人たちももちろんいます。しかしその一方で、男性側から「体の相性を確認してから付き合いたい」などと言われ、体を許した結果、何かしらの理由をつけて逃げられてしまった…という女性からの報告も数多くあるのです。
今回は、付き合う前に体の関係を持つことがアリなのかどうか、そして自分の体と心を守るために、女性が心がけるべきことについてまとめました。

少しでも傷つく可能性があると思うなら、付き合う前に体の関係を持たない
交際に至る経緯は人それぞれ。交際前に体の関係を持っていけないという決まりは当然ないですし、実際に、勢いやハプニングであったとしても、体の関係を持ったことがきっかけで付き合ったというカップルも存在します。
しかし、それまでいい感じだった男性と付き合う前に行為に至った結果、彼にフェードアウトされてしまったとか、他に本命の女性ができたと言われてフラれた…などのケースが非常に多くあるのが現実です。
そうなってしまった場合、深く傷つくのは女性側。いくら相手を責めたところで、起きた出来事を覆すことはできません。
よく、恋愛のハウトゥなどでは「男性は追いかけたい生き物だから、簡単に手に入ると執着心がなくなってしまう」などと言われていますよね。一理あるかもしれませんが、結局のところ、すべては相手や関係性によりけりです。
先に体の関係を持ったとしても、付き合えるときは付き合えるし、逆に体の関係を持ったきりで終わってしまうこともあります。男性心理をあれこれ考えたところで、未来は誰にも想像できないもの。
ですから大切なのは、「自分の行動には自分で責任を持つこと」。何が起こっても自分の責任だから仕方がないと割り切れるならいいですが、先に体の関係を持ったことで自分が少しでも傷つく可能性があるのなら、付き合う前には体を許すべきではありません。
都合のいい言い訳をして、体の関係を要求してくる男性に要注意
もしあなたが「自分の身を自分で守るためにも、私は絶対に、相手が誰だとしても付き合う前に深い関係にはならない!」と固く心に決めているとしましょう。
しかし世の中には、あの手この手であなたと体の関係を持とうとしてくる男性というのが存在します。
例えば彼らは、こんなことを言ってくるかもしれません。
「君には魅力を感じていて、これからもずっと一緒にいたいけれど、まずは体の相性を確認してからでないと、付き合うかどうかは決められない」。
このように男性が都合のいい言い訳をして、なんとかして“責任を負うことなく体の関係を持とうとしてくる”場合は、相手にしないほうが無難です。この言葉の意味は「行為はしたいけれど、責任は持ちたくない」ということ。
相手の言葉を信用して受け入れた結果、「仕事が忙しくて会えない」など、何かしらの理由で逃げられてしまうパターンがほとんどだということを覚悟しておきましょう。「体の相性が良いという確認も取れたし、明日から付き合おう!」などと言ってくる男性はまずほとんどいません。
付き合う前に体の関係を持ってしまったら、駆け引きはせず率直に向き合う
それでも、誘惑に負けたり相手に流されたりして、先に体の関係を持ってしまった…という場合はどうしたらいいのでしょうか。
ここで大事なのは、「下手に駆け引きしないこと」。よほど恋愛テクニックに長けた女性であれば、このあとの駆け引きや巧みな心理作戦によって相手の心を掴み、うまく形勢逆転して付き合うところまで持っていけるかもしれません。しかしそうでなければ、逆効果となりがちです。
駆け引きはせず、「自分は彼のことを大切に思っていて、これからも一緒にいたいと思っている」気持ちを率直に伝えてはどうでしょうか。ただし、独りよがりなアプローチになりすぎない気配りは必要です。
例えば、相手のテンポを無視して、強引にしつこく連絡をし続けたりするような一方的なアプローチは、相手にとって心の負担となってしまいます。自分がされて嫌だと思うことはせず、あくまで相手の立場も思いやりつつ、素直な気持ちを表現することがポイントです。
率直なアプローチをした結果、逃げられてしまったらどうしよう…と不安になっている人もいるかもしれません。しかし、不誠実な相手に時間を割くのはもったいないです。自分を大切にするためにも、正面から向き合って、相手が誠実な男性かどうか見極めはしっかりとしましょう。
付き合う前に体の関係を持つことがアリかナシか…という問いに、正解はなく、当然のことですがあなた次第です。しかし、自分の身を守ることができるのは自分だけ。
あとから傷ついて後悔することのないように、行動してください。不誠実な男性を相手にする必要はありません。自分を大切にし、素敵な恋愛をしてくださいね。
この記事を書いた人
「Palette」編集長
慶應義塾大学文学部卒。東京カレンダーWEB編集部にて数々のヒット企画を手がける。その後、講談社WEBメディア「ミモレ」、マガジンハウス「anan web」を中心に、恋愛・婚活分野のコラムや女性の人生に関するエッセイを発信。
多数メディアでの執筆を経て、「Palette」編集長に就任。
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