婚活をしていると、新しい出会いにフォーカスしがち。でも見落とすともったいないのが、すでに出会っているこれまでの男性。あなたの身近にも、同級生同士で結婚した人はいませんか?
今回は、同級生婚をした人3名を取材し、同級生と結婚するメリットとデメリットを分析してみました。同級生婚のチャンスを作る方法も見えてきたので、ご紹介します。
同級生婚のきっかけは?当時は疎遠だったとしても、可能性大!
まずは、今回話を聞いた3人の同級生婚のきっかけを見てみましょう。
- Aさん(35歳)・・・大学の同級生。大学のころから付き合っていて、就職して数年で結婚。
- Bさん(36歳)・・・小学校、中学校の同級生。高校から大学の途中までは疎遠だったが、成人式をきっかけに会うようになり付き合うことに。5年付き合って結婚。
- Cさん(35歳)・・・高校の同級生。当時はまったく話したことがなかったが、20代になって共通の友だちを通して食事をするように。2年付き合って結婚。
Aさんは、学生の頃から付き合っていて結婚したパターン。
学生の頃に自分が悩んでいたとき、親身になってくれたことがきっかけで距離が縮まったのだとか。その後、就職で遠距離恋愛になりましたが、学生の頃に築いた信頼関係があったからか、距離を乗り越えて結婚に。
学生時代にはもう戻れなくても、当時仲良くしていた人とは信頼関係があるはず。久しぶりに会っても、意気投合してお付き合いに発展することがあるかもしれませんね。
BさんとCさんは、卒業して時間が経ってから交際に発展したパターンです。
「すっかり同級生とは疎遠」という方もいるかもしれません。しかし、Bさん、Cさんともに、しばらくは疎遠だった人と再会し結婚にいたっています。
Bさんによると、
「学生のときはお互いに気になったりもしていたけれど、思春期だったからか、周りを気にすぎてなかなか思いが通じ合うことがなくて。でも大人になって、“あのとき気になってたんだよ”とか、”当時、彼氏いたじゃん”とか、お酒を飲みながらふざけて話しているうちに仲良くなりましたね」
とのこと。そしてCさんは、
「高校のころはお互いに全く興味がなくて。話したこともなかったんじゃないかな。でも20代になって、SNSのDMで友だちと久しぶりに会おうよという話になったときに今の夫も来て。その会が盛り上がったので、繰り返し飲み会をするように。徐々に二人でも会うようになりました」
大人になって再会したことで、学生のときとは違う感覚で話ができたり、当時は感じられなかった相手の魅力に気づき、好きになることもあるようですね!
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同級生婚をした3人の話を聞いていると、同級生婚のメリット・デメリットが見えてきました。
まずは同級生婚のメリットから見ていきましょう。
同級生婚のメリット① 素性が明らか
取材した3人が口を揃えて言っていたのは、「親に紹介しやすい」ということ。
学生のころの知り合いは、おおよその素性がわかるのではないでしょうか。同じ学区であれば同じ商圏にいることになり、経済感覚や生活感に大きな差は感じなさそうです。親に紹介するときにも、同級生というだけで安心材料の1つになるのかもしれません。
また学校で一緒に生活をしてきた場合、すでに根本のまじめさや誠実さなど、人柄も知っている場合が多いのではないでしょうか。当時は仲良くなかったとしても、友達から聞ける評判もありそう。婚活をしていて、なかなか新しく出会う人に心を開けない人は、同級生ならスッと打ち解けられるかもしれないですね。
同級生婚のメリット② 思い出話が楽しい
学生時代はそこまで関わりがなくても、「文化祭がこんな風だったね」と盛り上がったり、「あの子が今こんなことやってるらしい」と同級生の近況を聞いたときに卒業アルバムを見返したり。思い出話に花が咲くことは多いそう。取材した3人とも、結婚後も話のネタが尽きないといいます。
同級生婚のメリット③ 対等な関係を築きやすい
大人になってから出会うと、相手の年齢や職業などを気にしすぎてしまうこともあるのではないでしょうか。
Bさんによれば、「周りの友だちを見ていると、旦那さんとの関係性によっては、気を遣ってあまり本音が言えないという子も多いです。私たち夫婦は同級生だからか、言いたいことを主張し合っている感じです」とのこと。
同級生だと、「相手の方が物事を知っているに違いない」とか「相手の方が稼いでいるし…」と気後れすることが少ないのかもしれません。パートナーに気を遣ってしまいがちな人は、同級生とならありのままの自分でいられるかも!?
同級生婚のメリット④ 結婚後のギャップがない
取材した3人とも、結婚してから「こんな人じゃなかった!」「前は優しかったのに!」などという不満を抱くことはほとんどないそう。
Aさんは「何か不満があっても、前からこういう人だったと思う」、Bさんは「変に期待することもなかったからか、結婚後にギャップはない」のだとか。
婚活をしていると、「こんな人がいい」という願望が膨らむときもあるのではないでしょうか。でも同級生だと、そこまで期待値が上がらずに交際スタートすることが多いようです。それゆえ、結婚後にギャップを感じることも少ないのかもしれませんね。
一方で、同級生婚にはどんなデメリットがあるのでしょうか。
同級生婚のデメリット① 新鮮味がない
「気を許せる分、付き合い当初からフレッシュな感じはなかった」と話すのはAさん。
はじめから気を遣わずにいられる代わりに、ドキドキ感は減ってしまうのかもしれません。結婚前に馴れ合いすぎてしまうのを避けるためにも、“親しい仲にも礼儀あり”は意識した方がよさそうです。
同級生婚のデメリット② 相手の過去を知りすぎている
Cさんは「相手の元カノ全員の名前と顔がわかります。特別気まずいことはないけれど、全く気にならないわけではない」と言います。名前も顔も知っている人だと、複雑な気持ちになるときもあるかもしれません。
同級生婚のデメリット③ もっと素敵な人がいたかも?と思う
3人に話を聞く中で、「狭いコミュニティの中で結婚相手を選んだ感じはする」「婚活をしている友だちの話を聞くと、いろんな人に出会えて楽しそうだと感じる」「合コンに一度も行かずに結婚してしまった」という声も上がりました。
結婚後に「もっと素敵な人がいたかも…」と思ってしまわないように、同級生も視野に入れつつも、出会いのチャンスは狭めないのがよいかもしれません。
今から同級生婚を狙うには…SNSをうまく使おう
Aさんは学生から交際をスタートしてそのまま結婚していますが、Bさん、Cさんは再会、交際のきっかけとなったのは「SNSがあったから」だといいます。
「私は成人式がきっかけで、疎遠だった彼と食事をするようになりましたが、それは友だちがSNSで“集まろう!”と声をかけてくれたおかげ。当時はSNSは見る専門でしたが、声をかけてくれた友だちの投稿にリアクションをした流れでDMをもらい、何人かで集まることになりました」とBさん。
Cさんも「私も友人が“同級生と集まるからおいで”と、SNSで声かけてくれたのがきっかけです。夫と出会えたこともよかったですが、単純に同級生との集まりは楽しかった!」とのこと。
最近なかなか同級生に会うことがないという人も、自ら同級生のSNS投稿にリアクションをしてきっかけを作ったり、食事会を企画したりするのもよいかもしれません。自身が積極的でなくても、同級生の友人に相談してみるのもよいでしょう。
ただ、学生時代に気になっていた人にいきなりDMをしたり、数打てば当たる感覚でDMを手あたり次第送ったりするのはNG。相手に警戒心を与えたり、何かの勧誘だと思われたりするので控えましょう。
今回は、同級生婚のメリット・デメリット、きっかけ作りについてまとめました。「あの頃、楽しかったな」と思う時期のメンバーで一度集まってみると、思わぬ発展があるかもしれません。ぜひアクションを起こしてみてくださいね。
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この記事を書いた人
美容家/ライター。化粧品メーカーで営業職を経験後、美容家/ライターに転身。美的、VoCEなど美容誌WEB媒体での執筆経験多数。もともとアトピーとニキビで悩んだ経験から肌トラブルのレスキュー法や、テクニックいらずで印象アップできるメイクの提案が得意。
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