女子アナ・宮崎文子が、これまでの経験から学んだ話し方のポイントや、さまざまな人と会ってきた経験から見つけた「イメージアップ」の秘訣をシリーズで紹介する今回の企画。
第3回に続いて、第4回は「メイク術」。アラサーもミドサーも基本をおさえて、30代だからこそのメイクで支持率120%の自分を演出しましょう。
前回の記事はコチラ> “女子アナファッション”はなぜ男性に受ける?デートで印象アップする「モテファッション」の選び方
第4回 “オトナ女子”のメイクにアップデート!
20代のメイクのままになっていませんか?
街中でデートの待ち合わせや、商業施設のパウダールームで、これから食事会なんだろうな…と思わせる人が増えてきたように感じます。食事会前のヘアメイク、気合が入りますよね。
しかしここで気をつけたいのが、ファッションとメイクがちぐはぐになってしまうこと。
もちろんメイクは、自信を持てるものが一番。しかしカジュアルな装いなのに、気になる肌トラブルを隠そうとコンシーラーを重ねて厚ぼったくなっていたりするとちぐはぐ感が生まれます。あるいは、20代前半の頃のメイクがアップデートされておらず、涙袋のパール粒が目立っていたり、アイブロウがどことなく細かったりすると、せっかく気合を入れたメイクも台無しに…。
本人のお顔立ちにあっていればそれも素敵ですが、「たし算」ばかりだとどうしても違和感を感じやすくなってしまいます。また、流行のメイクは好みがわかれるので、流行りに左右されすぎるのも避けたいところ。
女子アナのファッションやメイクの場合、基本は【万人から受ける】ことが大事です。そこで、自身の顔立ちの特徴を生かしながら、アナウンサーの私がメイクのプロから学んだ上品さやマイルドさを演出するメイク術を紹介します。
▶︎女子アナ直伝!初デートの「たった3秒で相手の心を掴む」方法とは
30代のメイクで一番大事なのはベースメイク。ファンデーションの色味と仕上がりは一番注意したいポイントです。
スキンケアでしっかり保湿したあとに、いよいよファンデーションの出番ですが、「上品さ」を演出するうえで欠かせないのが「なめらかさと艶感」。
この2つをかなえてくれるベストアイテムが『SUQQU ザ リクイド ファンデーション』です。
私も大事な撮影の時に愛用しているのですが、リキッドタイプで乾燥しらず。みずみずしいテクスチャーなので、長時間つけていてもヨレがすくないのもうれしいポイントです。
女子アナメイクで大事なのは、「作りこまれていないナチュラルさ」。『SUQQU ザ リクイド ファンデーション』はまさに、肌のなめらかさを感じさせる「均一さ」をかなえてくれるアイテムです。
メイクのプロ直伝のワンポイントアドバイス
リキッドファンデーションは色むらが出てしまったり、均一に塗るのが難しいと敬遠してしまう人もいるかもしれません。
ここで、プロのメイクさん直伝のアドバイスをお伝えします。リキッドファンデーションを塗るときは
- ファンデーションを塗る前の保湿をしっかりする
- 筆もしくはメイクスポンジを使う
この2つをしっかり守るとメイク持ちがしっかりします。
スキンケアが足りていない状態だったり、逆に乳液やクリームがなじんでない状態でファンデーションを重ねてしまうと、ヨレやすくなってしまいます。
「スキンケア→下地→ファンデーション」と重ねるとき、下地を塗る前に少し時間を置くといいそう。ちなみに私は、スキンケアをなじませている時間にヘアケアをしています。馴染んだかどうかの判断基準は、ティッシュを肌にあててみて何もつかなかったらOK!
そして、2つめ。「道具を制する者は、メイクを制する」といっても過言ではなく、スポンジやブラシを活用することが仕上がりを大きく左右するのだとか。リキッドファンデーションを手で伸ばそうとすると、色ムラが起こりやすくなる原因になります。
きちんと丁寧に少量ずつ肌に乗せていくことが重要とのことなので、ここぞ! というタイミングにはしっかり時間をかけて、ベースメイクづくりにトライしてみてくださいね!
ポイントメイクは、華やかさより「馴染み」を大切に!!
ベースメイクが整ったあと、ポイントメイクをする際に気を付けたいのが、「華やかさ」を抑えることです。
最近はインスタグラムなどで、ハイライトをしっかり使った艶メイクや、下まぶたにボリュームを出したアイメイク、発色を重視した韓国&中国メイクもよくみかけます。しかし女子アナメイクでは、「肌馴染み」もとい「顔に馴染んでいる感じ」を意識して、メイクをしていきます。
私が主に使っているのは、ベージュ系のアイシャドウ。
実際使っているのは、ルナソルの4色セットアイシャドウ『スキンモデリングアイズ』と『マカロングロウアイズ』です。
アイシャドウ選びで気を付けているのは、ラメ感の少ない「マット」なものを選ぶこと。目元を大きく見せたい、強調したい、という気持ちはやまやまなのですが、ラメがあるシャドウだと、例えばスタジオの強い照明にあたるとキラキラしすぎてしまうのです。
これは、ハイライトでも同じ。艶感のあるメイクがとても流行っていますが、お店などの照明のバランスでは、テカってみえてしまう要因にもなってしまうので要注意!
特にお見合いなどでお昼間に少しフォーマルな場所でお茶デートをする機会もあると思いますが、そういうときは、ハイライトは抑えめにしたほうが全体のバランスがとりやすくなります。
また女子アナメイクでは、目の下のアイライナーはあまり入れません。これはどちらかというと、カメラを通したときに汚れやくすみに見えてしまうからということが理由にあげられるのですが、印象が強く出すぎてしまうこともあります。アイライナーをひく箇所や長さは少しずつ調整をするのがおすすめです!
血色感アップで、好感度アップ!
そのリップ、浮いて見えませんか?
最後に押さえておきたいのがリップ。今は、コロナでマスクも外すシーンが増え、新しいリップを買い足した! という方もいるかもしれません。
気分があがりますよね、新しいリップ。
主役感がある、いわゆる赤リップや韓国系のガラス玉リップもとても魅力的ではあるのですが、女子アナメイクでは、「ほどよい血色感」がポイントになります。リップだけ色味が強すぎると、浮いて見える原因になるからです。
優しい口元を演出するために、使ってほしいのがリップライナー。私はもともと、唇自体に厚みがあるタイプなので、それがコンプレックスでした。ところがそんな私に、担当してくださったメイクさんが教えてくれたのが「リップライナーとグロスで仕上げる」という方法。リップライナーは唇の形を整えるだけでなく、口紅代わりに使うというのです。やり方は簡単!
- リップライナーで唇の形をかたどるだけでなく、口紅代わりに、色の薄いところを重点的に埋めて指でポンポンとなじませる
- グロス(Diorのマキシマイザーや、ワセリンでもOK)で仕上げる
という方法です。
色味のはっきりしたものを使わなくても調整がききますし、好きな唇を作れます。
唇がそもそも薄い、色味がないという人で手持ちの赤リップも使いたいとか、ティントを日常的に使用しているという方は、1度塗りのあとにティッシュオフをしてから2度塗りで調整ください。
優しい色味に抑えることと、しっかり潤わせることが大事です。
リップの余分な色味とワセリンを合わせてなじませるのも一つの方法です。リップは主役になりすぎると目立ちすぎてしまうので、「程よいうるみ」を目指してみてくださいね!
冒頭でもお伝えしたように、メイクは自己表現のひとつ。自分のモチベーションが上がるメイクアップは、楽しいですよね。でも、肌悩みをカバーしようとしすぎたり、強調ばかりするメイクだと、ナチュラルさが薄れてしまいもったいなく感じます。
またファッショナブルすぎると、どうしても親しみやすさは離れてしまうもの。無理にいろいろ作りこまず、「なんだか自然体でいい感じだな」と感じさせるような“オトナ女子”を表現するメイクに挑戦してみてくださいね。
次回は、「親しみのわく言葉遣い」についてです!お楽しみに!
▶︎こちらの記事もチェック!
▶︎思わずキスしたくなる!お泊まりデートで「すっぴん風メイク」ができるコスメ3選
▶︎男性がドキッとする「いい香りがする髪」とは?ヘアミストのおすすめ3選
この記事を書いた人
早稲田大学教育学部卒。ミステリーハンターに憧れテレビの世界に飛び込み、地方NHK局のニュースキャスターを経て、現在はテレビ朝日をはじめとした在京局でリポーターとして活動中。著名人から金メダリスト、実業家まで年間200人にも及ぶ取材経験を活かし、対話スキルに関するコラムを発信。
Instagram: @fumiko.miyazaki29