不思議なほど変わらない「モテ」の王道職業。
筆者の周囲にはこれらのお仕事に就いている友人・知人が相当数いますが、観察していると「あ~、だから恋愛強者なのね……!」とハッとするシーンが多数。
今回は彼女たちの知られざる共通点を徹底考察! 皆さまの婚活・恋愛のささやかなヒントになれば幸いです。

CA(キャビンアテンダント)がモテる理由とは!?
- 才色兼備の女性が多いけれど親しみやすさもある
- 相手ありきのコミュニケーション能力
- 一緒にいると楽しくなるポジティブオーラ
- ちょうどよいワガママ加減
……最初に断っておきますが、私はCAが大好きです。航空雑誌編集ライターという職業柄、友人もたくさんいるし、なんなら生まれ変わったらCAになりたいくらい。
しかしCAがなぜモテるのかについて分析したところ、上記のような答えになりました。
そう、CAは、「親しみやすい」のです。女優さんや女子アナ、モデルほど、手の届かないイメージを与えない。しかし清潔感あふれる佇まい、とがりすぎていないオシャレのセンス。
そして大手航空会社のスクリーニングをクリアした学歴や資格。男性が「こんな奥さんだったらいいな~」と思い浮かべやすい要素が満載なのです。
つまりは全方位にバランスがいい。このバランスの良さは心がけて損はありません。
また、リアクションが良くて日常のささやかなシーンで気が利くところや、笑顔が多くて明るい雰囲気であることも素敵ですよね。
同性の私も、彼女たちとプライベートで遊んでいてもところどころで「気が利くなあ…!」と感激すること多々。旅やステイ先で見つけたプチお土産をマメにくれるところも、「遠いところでも私を思い出してくれたんだなあ……」としみじみします。こういうのって値段はどうでもよくて、嬉しいものですよね。
そして彼女たちがモテる最大の秘訣と私が睨んでいるのは「ほどよいワガママ加減」。基本的にCAになる前からちやほやされることも多かった彼女たち、プライベートでは自分の希望・欲望に相当忠実。行動力もあり、とても上手な自己中なんです。
旅先でも「私はこれがしたいから、〇時にホテル集合ね!」とあっさり別行動してみたり。「ずっと気になってるこのお店に行きたいからつきあって!」と可愛くお願いしてきたり。
ただのワガママとは一味違う、大人な自己中、実は最強です。
▶︎誘う女=モテる女? 男性の心を鷲掴みする「魔法の一言」を伝授!
- いざというとき自活できる最強資格保持者
- 立場の弱い人に寄りそうマインドがある
- 肝が据わっていて、少々のことでは取り乱さない落ち着き
- 基本的に尽くすマインドで世話焼き
働きが基本となったこの時代、全国どこにいっても働ける国家資格を持つ女性は、男性から見ても魅力的。
ましてや結婚を意識するタイミングであれば、そんな奥さんだったら安心だなと考えることでしょう。
看護師でなくても、要は将来一緒に働いて家庭を運営してくれそうな女性は、令和の時代、立派なモテの要素。ほかにも副業をしていたり、投資に詳しかったり、そういった経済的戦闘力が高いところは、婚活中の女性はぜひ見せていきましょう。
また看護師は弱っている人に親切ですし、ハードで責任の重い仕事柄、落ち着いていて包容力がある人が多い印象です。懐の深さは男の人にとっても魅力に映るのは間違いありません。
パートナーとして、家族として見たときに自分はどのように見えるかという視点を持ってみるのは有効ですね。将来この人といたらいいことあるかも、って思ってもらえることはアドバンテージです。
また、世話焼きマインドについて。話は少しそれますが、皆さん男性と一緒にいるときふとした瞬間に「あれ? こんなことができないのかな?」とか「風邪をひいてそんなことしたらもっと悪化しちゃうんじゃ……」とかツッコミたくなることってありませんか?
そう、男性は、同世代の女性と比較するとちょっとレーダーが弱いジャンルがあるんです。マルチタスクはどちらかというと苦手という人も多いし、日常生活はリラックス第一であまり情報感度が高くないことも。
だからこそ、いろいろなコトを知っていてケアしてくれる看護師さんのような存在には安心して心を開き、甘えてくれることがあります。
もちろん、尽くしすぎには要注意。看護師の友人は、「看護師ってなぜかダメな男の人が寄ってくることが多い……」とつぶやいていました。線はきっちり引くのがおススメです。
▶︎ここだけの話、ずっとモテてます!アラサー&アラフォーのCAに聞いた「モテる女性の行動パターン」3つ

受付嬢がモテる理由とは!?
- とにかく笑顔
- 万人に愛される控え目かつ清楚なファッション&身だしなみ
- 相手の立場に立ってコミュニケーションを取れる
- 嫌なことを言う時さえも思いやりがある
- 一緒にいるとほっとする雰囲気
筆者は5年ほど、総合商社で受付スタッフとして勤務していた経験があります。私はちょっとばかり英語が話せたので雇われた数合わせ的ポジションでしたが、同僚の皆さんは相当の「猛者」でした。
決して恋愛において肉食というわけでもなく、それぞれのキャラクターもタイプもバラバラ。ところが、モテ度、愛され度はもしかしてCAや看護師の友人たちよりもスゴかった。
その秘密は、ずばり「安心する雰囲気」と「清楚な身だしなみ」。
時代錯誤なのは承知のうえで書きますが、彼女たちのファッションは黒髪つやつや、キレイな素肌にカラーレスなメイク。相手の目につく指先や腕時計のテーマは好感度。決してわかりやすいハイブランドの時計をして現場には立ちません。
でも男性にはわからなくても十分、高級な腕時計だったりはするのですが、とにかく清潔感があり、見かけのうえでの押し付けがましさゼロが特徴です。つまり万人が好感度を抱きます。
これはビジネスの場で、会社の看板を背負って接客をするということや、業務に慣れてくると生まれる余裕が関係しています。
相手の希望に沿えないときも、そのことは素直に謝りつつ、セカンドベストを考えて提案できることもいい意味でギャップをうんでいました。ものは良いようというのでしょうか、やはり言葉選びは重要なのだと彼女たちを見ていると感心しきり。
話題が豊富とかとびきりの美人とか、そういうわかりやすいフラグがなくても、自分のペースも相手のペースも大事にしながら、同じテンションを保ちつつ、コミュニケーションが取れるということはそれだけで心地いい人間関係の基礎になります。頭の片隅に置いて、ときどき取り入れてみてください。
彼女たちの「愛され力」を大いに参考にして、2023年の後半、素敵な出会いに恵まれますように。一緒にセンサーを磨いていきましょう!
▶︎超大手エリート商社マンが結婚を決意する瞬間とは?【元受付スタッフのここだけ話】
この記事を書いた人
Michiko Sano
作家。東京生まれ、早稲田大学卒。エアライングランドスタッフ、WEBディレクター、商社受付、専業主婦を経て文筆業に。講談社WEBメディア「ミモレ」、幻冬舎ゴールド・オンライン、ダイヤモンド・オンライン、東京カレンダーWEBほかで小説やコラムを多数執筆。著書は『天現寺ウォーズ』『知られざる空港のプロフェッショナル』港区で男子ふたりを子育て中。趣味は旅行とグルメ。
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