「男は追うな！追わせろ！」という恋愛テクニックを聞いたことはありませんか？
女性が追いかける恋愛では、男性は夢中になってくれない。追いかけてきてくれる男性こそ、最高のパートナーになれる。このような考え方は、今でも主流かもしれません。
しかし令和という時代になって、この常識が通用しなくなっています。実際あなたは、男性に追わせようとして幸せを手に入れたことがありましたか？
今回は、「追わせる恋愛」がなぜ現代で通用しなくなってしまったのか、そしてあなたがこれからどのように恋愛をするべきかを一緒に考えていきたいと思います。
男性は本当に追わせるべき？
「男性は追わせることで夢中になる」「狩猟本能を刺激させる」
様々な婚活本や恋愛指南書に、同じようなことが書かれているだけでなく、インターネットやSNSでも「追わせる恋愛」を正義とする情報が横行しています。
確かに、男性が追いかけてくれる恋愛は理想的ですし、非常にロマンチック。自分が愛されている実感が湧きやすいので、恋愛をしていても楽しい想像が膨らんでしまいますよね。
しかし現実では、追わせようとすることによって取り返しのつかない大失敗をしてしまい、恋愛に対して後ろ向きになってしまうケースが後を断ちません。相手の心を掴みたくて追いかけさせようとしていたはずなのに、その行動は、ただ相手との脈を切っているだけかもしれません。
ここには、目を背けてはいけない問題点があったのです。
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「男性から追われる」という状況は非常に魅力的。自分が苦労をかけずとも、男性の方から追いかけてきて求められる。多くの人が憧れるのも、無理はないでしょう。
ただこれは、女性の姿が男性の目に留まってはじめて起こりうるシチュエーションです。
男性の多くは、女性をパッと見た時の第一印象で、ある程度「友達止まりか恋愛対象か」を判断してしまいます。ここで恋愛対象に入ってしまえばいいのですが、それができたら苦労はしていませんよね。
つまり、追わせる恋愛の大前提として、男性が一目惚れするくらいの外見的な魅力を一瞬で与えなくてはいけないのです。
「でも毎日のようにSNSで、『誰にでもできる、彼に追わせる簡単なテクニック』のようなものを見かけるけれど…」。そう思った方もいるかもしれません。
多くの恋愛発信者は、容姿や立ち振る舞いなど外見的な魅力を兼ね備えた人物であることが多いのです。
女性から憧れを抱かれた彼女たちが、“男性に追いかけさせた自分の体験談”を話せば、あたかもそれが正解かのように見えてしまうと思います。
しかし、そもそも男性の目にも留まっていない状態で、彼に追わせようとしたところで、あなたが離れることにすら興味を示してもらえません。鬼ごっこをする際、一番遠い人から追いかけることはしませんよね？ どんなに相手の足が速かったとしても、近くの人から追いかけると思います。
さらに、追わせる恋愛をする上では、女性側の問題ばかりでなく男性側の問題も考えなくてはいけません。
「追いかける男性」は絶滅危惧種！？
過去には、女性を積極的に追いかけるような男性は「肉食系」と比喩されていました。相手からガツガツきてもらえると、女性としても嬉しい限りですし、頼り甲斐があって一緒にいたいと感じるかもしれません。
ただ、現代では反対に「草食系」という言葉も生まれています。
結婚への意識が薄まる現代では、恋愛以外で自分の欲求を満たす方法はありふれています。自分の趣味に夢中になったり、独身の友達と遊んだり、仕事に熱中したり。人生の過ごし方は多様化しています。
だからこそ、自分が恥ずかしい思いをしたり、苦労をしたりしてまで、女性を追いかけようとする必要性を感じない男性は非常に多くなってきているのです。
これは相手の女性が、一目惚れするような外見的魅力を持っていたとしても一緒。
高いハードルを見て越えようと思うのではなく、無理だから諦めるということへ繋がりやすいです。皮肉かもしれませんが、外見的な魅力が高くても追いかけてもらえないのです。
モテる女性がする絶対的な行動とは？
男性に追わせるほどの魅力を持つのはただでさえ難しいのに、そもそも“追いかけるタイプ”の男性が少ないという現実。
だからこそ重要なのは、自分を知ってもらうための「親近感」です。
「追わせる恋愛」をしてしまう危険性として、相手との距離を遠ざけてしまい、いつまでも進展しないことがあります。お互いのことをよく知らない段階で関わりを持てなくなってしまうことは、非常にもったいないですよね。
「連絡することでしつこいと思われないか」「周りから必死と思われないか」
不安になるかもしれませんが、男性からしてみれば興味を持ってくれる女性がいるということは非常に嬉しいことです。また、モテる女子ほど親近感を演出して男性とうまく距離を縮め、深い関係まで進展することが多いのも事実。
ずっと一人の女性に片思いをしていた男性が、パッと現れた他の女性と付き合ってしまうことも珍しくありません。この場合、後から現れた女性というのは、自らアプローチして男性に親近感を抱かせ、心を掴んだということになります。
自分磨きをすることはもちろん大切ですが、今ある魅力で戦うことも幸せな時間を増やすために必要な考え方です。恐れず、一歩前へ進んでコミュニケーションをとってみてください。
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この記事を書いた人
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