マッチングアプリで婚活をしているけれど、「いいね」があまりもらえない…。そんな悩みを抱えている人も多いようです。中には、「自分は年収や年齢、身長などの条件が良くないせいだ」と、自分自身のスペックのせいにして自信をなくしてしまう人も。
しかし実は、多くの「いいね」をもらうには、条件面以外の要素が大きく関係しています。
条件面でさほど強みがなくても、マッチングアプリ上でたくさんの「いいね」を集めることは可能なのです。今回は、マッチングアプリでモテる人に共通している、プロフィール欄の特徴を前編・後編の2回にわたって紹介します。
「いいね」を多くもらえるプロフィールのポイント① 自己紹介文を読むだけで、どんな人物なのかリアルなイメージが湧く
プロフィール欄で何よりも大切なのは、「プロフィールをより具体的に細かく記載すること」。どのマッチングアプリにも自己紹介欄がありますが、時々、簡単な挨拶文のみで済ませてしまう人がいます。しかしそれでは、どんな人か想像がつきません。そんな相手と会ってみたいと思うはずがありませんよね。
もしあなたが「自分は条件や見た目よりも、中身が勝負だ!」と思うのであれば、より一層のこと。その中身を伝える一番のチャンスがプロフィール文なのです。
趣味や特技、仕事の話、どんな性格なのか、恋愛観や結婚観についても詳しく触れてみましょう。
自己紹介文を書く際のポイントは「文章を読むだけで、あなたがどんな人物なのかリアルに想像できるか」です。
また、文章の書き方にも人となりは滲み出ますので、ぶっきらぼうな口調や上から目線での物言いで書かないようにしましょう。例え文章だとしても、対面の時と同じだと考えてください。
ここで、プロフィール文の良い例と悪い例を紹介します。
<自己紹介文のOK例>
仕事に必死になっているうちにあっという間に20代が終わってしまいましたが、そろそろ真剣な婚活がしたいと思い、登録しました。
仕事はIT系の企業で営業職をしています。今年の4月からチームリーダーに昇格し、忙しいけれど充実した毎日を過ごしています!残業は時々ありますが、土日はしっかり休むようにしています。
趣味は美味しいご飯を食べに行くことです。大好物は焼肉です。お酒も強くはありませんが、飲むのは好きです!
また、海外旅行も好きで、コロナ前はよくアジア圏を旅していました。現地でも美味しいものをいつも探しています(笑)
趣味が合いそうな方とお会いできたら嬉しいです。
性格は穏やかな方で、「優しい」とよく言ってもらえます。気持ちの切り替えが得意なので、嫌なことがあっても1日で忘れます(笑)。
結婚してからも恋人のような夫婦関係が理想です。よろしくお願いいたします!(375文字)
<自己紹介文のNG例>
初めまして。友達に勧められてこのアプリを始めました。趣味はサッカーです!
明るくて優しい女性がタイプです。少しでも気になったら気軽にいいねしてくれると嬉しいです。
アプリにはあまり慣れていないのですがよろしくお願いします!(109文字)
いかがでしょうか?比較してみると一目瞭然ですが、OK例の方は文章を読むだけで、どんな人物なのか頭の中にイメージが湧いてくると思います。趣味などについても具体的に触れているので、共通点が探しやすいですよね。
一方でNG例の方は、趣味がサッカーであることとざっくりとした理想のタイプしかか書かれていないので、どんな男性なのか全くイメージがつきません。
趣味については、スポーツだけを書く男性が多いですが、全くスポーツに興味のない女性もいるので、できればスポーツ以外の何かも付け加えると良いでしょう。
また、文章量も重要です。あまりに短いと、どんな人なのか掴みにくいだけでなく、少しぶっきらぼうな印象がします。かといってあまりにダラダラと長いのも読みづらいので、OK例を参考に、350〜500文字くらいを意識してみましょう。
「いいね」を多くもらえるプロフィールのポイント② 未入力の欄を作らない
次に心がけるべきことは、「できるだけ未入力の欄を作らない」ということ。選択式の欄は、できるだけ全て入力しましょう。「自分はあまり年収が高くないからわざわざ書きたくない」「いいねの数が減りそうだから、離婚歴があることは会うまで伏せておきたい」などと、自信がないからという理由で未入力の欄が多い人がいます。
しかしどんなに自信がなくても、きちんと入力することをお勧めします。未入力だと「何か理由があって入力していないのかも」と疑われてしまうこともあり、できるだけ全ての欄を埋めたほうが、人としての安心感が生まれます。
ただでさえ初対面なのですから、最低限の信頼がおける人物でないと、マッチングしたいと思えないですよね。特に女性はオンライン上の出会いに対して警戒心が強い人が多いです。相手に安心してもらうためにも、全ての欄を埋めるようにしましょう。
次回【後編】の記事では、多くの「いいね」をもらうためのポイントをさらに紹介します。気付かぬうちに意外とやっているNGなプロフィールを具体的に解説していきます!
後編記事はこちら>>「こんな人とは会いたくない!」と思われてしまうマッチングアプリのプロフィール文とは【後編】
この記事を書いた人
慶應義塾大学文学部卒。東京カレンダーWEB編集部にて数々のヒット企画を手がける。その後、講談社WEBメディア「ミモレ」、マガジンハウス「anan web」を中心に、恋愛・婚活分野のコラムや女性の人生に関するエッセイを発信。
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