「有名総合商社のOL、女子力高すぎ!」
かつて受付スタッフとして働いていた筆者。朝8時から17時まで、エントランスホールで社員の動向を5年間、見聞きしてきました。数千人のエリート社員は、男も女も百花繚乱。
そこで痛感したことは、女子社員の素晴らしき「戦闘力」。
このときに蓄積したモテヒントを、今回皆さんにお届けすべく筆をとります。

元祖愛されポジションの貫禄。「漂う高そうな女感」
受付に座っていて感心したのは、基本的に商社の女の子はみんな勝気そうに見えること。なんならちょっと高慢な感じと紙一重。
実際、彼女たちは受付に座っているスタッフなんてまったく興味なくてよ! という感じで一瞥もくれません。いえ、別に僻んでいるわけじゃないんです……(笑)。
その余計なものは目に入らない感じ、自分に関係ないものにはエネルギーを使わないと決めている感じが、良い意味で、いかにも「高そうな女」。
また見た目を分析すると、まずコンサバかつ上質そうに見えるファッション。凝ったデザインよりも生地が上等な感じ……伝わりますか? ツヤがあったり、ひらひらしてたり、雰囲気があり、なによりご自身の良いところを最大限に、しかしさりげなく引き立たせる「こなれた感じ」。
一言でいえば、センスがいい、ということなのでしょうが、そこまでファッションに詳しくなくても婚活中の女性は参考にできるかもしれません。なぜならば、ファッションアイテム自体が凄いというよりも、パーソナルカラーや骨格に似合うものを選んでいるという意味でのセンスの良さ。これはプロに診断してもらえばだれでもブラッシュアップ可能です。
また、ツヤのある髪、さりげなく上品なアクセサリー、そして足元はやっぱりヒール…というある意味ベタな装いも、女性に特別感を与えてくれます。
要は自分の激しい主張よりも、周囲にどう見えるか、清潔感があるかを重視したスタイルですね。そこに彼女たちの賢さと知性を感じます。
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男性からはおそらく、ちょっと一筋縄ではいかなそうに見える彼女たち。ところが、何か用事があって話すと、びっくりするくらい笑顔で対応してくれるのです。
このギャップ。間違いなく、男子に効きます。
実際にプライベートで付き合う彼女たちは、イメージよりもずっと付き合いやすく、楽しい女性ばかり。コミュニケーション力が高いのはもちろん、意外に(?)包容力があるんです。
主張のはっきりした総合商社の男性社員と一緒に、国際的な大人数のチームで働く彼女たちは、聞き上手なうえに肝が据わっていて、少々のことではあまり動じません。
何かを話していても、「そういうこともあるよね、じゃあこうするのはどう?」という感じでまず受け止めてくれたり、共感してくれたり。一緒にいて心強く安心するなあと思っていました。
ここでなにか特殊な切れ味を見せてくるとか、問題を解決するとかそういうことよりも、味方だな、寄り添ってくれてるな…と感じさせてくれるのが商社ガールたちの真骨頂。
でもそれは、決して簡単なことではありません。自立していて、余裕があるからこそなせる技だと感じました。視野の広さ、スケールの大きいビジネスのなかに身を置いているからこそという部分もあるでしょう。
これは、どんな仕事でも一生懸命取り組んでいればある程度得られる、いわば社会人としての器の大きさ。ぜひ身につけたいですね。

垣間見える芯の強さに惹かれる!「ポリシーがある女性」
もし商社ガールたちが、ただ男性を立てるばかりで、ニコニコしながら主張ゼロだったらば、きっと一目置かれることはないでしょう。彼女たちの素敵なところは、全面に出すわけではないけれど信念をうちに秘めていることです。
そもそも、超高倍率の採用試験を突破している彼女たち、ただのおっとりガールでないことは想像に難くありません。実際、多くの方が社会人になってからも資格を取るために勉強したり、外国語を習得したり、ご自身のキャリアについて真摯に考えて行動していました。
また、「なりたい自分になる」という信念があり、行動にも美学がある。それは何も大きなことばかりではなく、仕事がうまくいったらキャリアにふさわしいファッションアイテムを買おう、とか、忙しくてもジムに通って自分が心地いい体型でいよう、とか、健康のために自炊をして好きな料理を作れるようになろう、とか生活の隅々に表れます。
そういうところに人柄がにじみ出て、結果的に同性も異性も惹きつける。それが商社ガールの魅力だなと感じました。
そうは言っても待っていてもはじまらない!「出会いを探すフットワークは超一級」
それだけ揃っていたら、そりゃあモテるよね……と、受付に座っていた私は呑気にも考えていましたが、実際に友達になった彼女たちにきくと、黙っていたらいい出会いはないと言うから驚きです。
でも逆に言えば、恋愛で苦労しなそうな彼女たちだって、自分から出会いの場に赴いているというのですから、やはり空から降ってくる出会いなんてものはめったにないということですね。
リアルな人脈、アプリやお見合いを積極的に活用して、お食事会などのチャンスをどんどん増やしているそうです。
また、彼女たちのフットワークは超一級! 商社のランチタイムは、多くの人が受付の前を通って近隣の美味しいレストランに昼食を取りにいくのですが、そこは皆さん、大変無防備に(笑)ガールズトークをしながら歩いていきます。
受付スタッフはにこにこ座っているだけ……と思いきや、たいていの会話は聞こえて、拾っています。漏れ聞くそのお話から、とっても積極的に飲み会やお食事会をセッティングしていることが伺えました。
婚活は団体戦。1人で出会いの数を増やすのは限界があるので、婚活アプリやお友達のツテを使って、いろんなところに足を運んでみるといいですね。
いかがでしたでしょうか。
商社の受付に座って5年、筆者は本当に毎日楽しく働いていましたが、それはほかならぬ商社ガールズのおかげ。彼女たちのキラキラした感じ、明るい感じになんとなく癒され、パワーをいただいていました。
誰もが、パートナーを探すとき、やっぱり居心地がよく、楽しい気持ちになることを求めているはず。商社ガールズの良いところを取り入れ、意識して行動すればきっと素敵な出会いがあると思います。
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この記事を書いた人
Michiko Sano
作家。東京生まれ、早稲田大学卒。エアライングランドスタッフ、WEBディレクター、商社受付、専業主婦を経て文筆業に。講談社WEBメディア「ミモレ」、幻冬舎ゴールド・オンライン、ダイヤモンド・オンライン、東京カレンダーWEBほかで小説やコラムを多数執筆。著書は『天現寺ウォーズ』『知られざる空港のプロフェッショナル』港区で男子ふたりを子育て中。趣味は旅行とグルメ。
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