30代に入ると周囲の結婚ラッシュに焦りを感じ、結婚を意識し始める女性は多くいます。
ところがいざ婚活してみたものの、職業や年収などの条件が先立って、理想の相手になかなか出会えない…。そんな経験に心当たりはないですか?
年齢を重ねて経験が積まれると、異性を見る目も肥えてきて、相手に求める条件が厳しくなりがち。
今回はそんなアラサー女子が婚活する上で気を付けたい「減点方式の恋」と、それを克服する方法を紹介します。
あなたがなかなか恋に落ちないのは、「減点方式」で男性を見ているから。
20代の恋愛では、相手のルックス重視で、イケメンとばかり付き合っていた女性も少なくないはず。
それが30代の恋愛になると、ルックス以外の条件が優先になる女性が増えてきます。
特に女性は結婚を意識すると「安定した職種が良い」「年収は600万以上」といった、現実的な条件を挙げる人も少なくありません。
そのため、出会いがあっても「ルックスや性格はいいけど、収入が少ないなあ…」などマイナス面に目を向けてばかり。恋愛感情に発展しづらい状況を自ら作り出してしまいます。
このように、「テストの採点をするように相手を減点方式で判断する」のは、年齢や恋愛経験を重ねた女性に多く見られる傾向です。
自分のものさしで相手を測って減点してしまうと、本来の良さを見落とし、せっかくのご縁も見逃してしまう可能性があるので気をつけましょう。
▶︎あなたの婚活こじらせ度をチェック! “誰のことも好きになれない”理由
恋愛や結婚において長続きしているカップルや夫婦の共通点は、相手の良いところを見つけて受け入れていく「加点方式」の人が多いことです。
一方で減点方式の人は、付き合い始めが愛情のピークになる傾向があります。
時間が経過してときめきも落ち着いてくると、相手の足らないところに目がいくようになって減点しやすくなります。その不満をぶつけるようになるとモチベーションも下がり、一緒にいても楽しいと思えなくなるので、相手の心も離れやすくなってしまうのです。
このように、減点方式のルーティンを続けていると、なかなか人を好きになれなかったり、お付き合いしてもすぐに気持ちが冷めて長続きしない原因にも繋がります。
最初の印象や理想というのは、あくまでもあなた自身の考えに基づいたものなので勝手な決めつけであることを忘れないように心がけてみましょう。
そんな減点方式のルーティンから卒業して、婚活を成功させたいアラサー女性へお勧めしたいのが、「加点方式の恋」。減点方式と大きく違って、相手の良さに目を向けることが最大の特徴です。
例えば「顔はタイプと違うけど、話が合って心地がいい」「趣味は異なるけど、共有し合って一緒に楽しめそう」というように、プラス面にフォーカスしていきます。
すると、必然的に男性の魅力が列挙されるので、恋愛・結婚対象として意識しやすくなることが、加点方式の良いところです。
減点方式のルーティンから卒業して、加点方式の恋をはじめてみましょう!
幸せな恋愛・結婚の成功法「加点方式のルーティン」を身につけよう!
加点方式のルーティンを身につけるためにはどうすれば良いか、必要なポイントをお伝えしていきます。
1.相手に求める「理想の基準」をしっかり決める
減点方式で恋愛をする人は、理想が高すぎる傾向にあります。
例えば、学歴・職種・年収それぞれ細かく希望ラインを決めているので、一つでも見合わない条件があると減点してしまうのです。
そうではなく、「年収はこのくらいあれば職種や学歴はこだわらない」「家事を協力してやれる人なら見た目は問わない」というように、全体でバランスを取りながら、どうしても譲れないマストな条件だけに絞って、理想の基準を決めてみましょう。
するとそれまでは譲れなかった厳しい条件が緩和され、減点される箇所も減り、恋愛対象になる相手が増えていきます。
2.小さなことでも「好きな部分」をこまめに探す
減点方式は、相手の細かな仕草や言動などを見て、自分が好かないと思う部分を無意識のうちに見つけて採点してしまうことです。
しかしそれを続けていると、だんだんと相手の存在自体が受け入れられなくなり、恋愛が成り立たなくなることもあります。
まずはどんなに小さくて些細なことでも良いので、相手の好きな部分や自分には真似できない部分を見つけていくように気持ちをシフトしてみましょう。
「顔はタイプじゃないけど笑顔が素敵」「周りに対する気遣いが丁寧」など何でも良いので長所を見つける習慣を身につけてください。
誰しも良いところはあるので、普段から人に対してマイナス面ではなくプラス面を見るようにすると、自然と加点方式のルーティンに切り替わっていきますよ。
3.相手に過度な期待をしないこと
減点方式のルーティンをしている方の特徴の一つとして、相手に過度な期待を寄せてしまうところが挙げられます。
「こう言ってくれるはず」「こうしてくれるだろう」と、無意識のうちに期待してしまうあまり、そうならなかった時に大きな減点に繋がってしまいやすいのです。
自分以外の人は、そもそも他人です。自分の中で思い描いているとおりに言動を取ってくれるわけではありません。
ですから相手に過度な期待をしないことも、減点方式のルーティンから卒業するためには必要なことです。
4.見方を変えてみる
例えばあなたが、相手の学歴を重要視していたとします。しかしだからといって、「学歴が低いから向上心がなさそう」とか「価値観が合わないかも」などと決めつけて減点してしまうのは、ナンセンスかもしれません。
もし条件と違っても、相手が今どんな仕事に就いて、どういった考えや目標を持って働いているのか、他に取り組んでいることはあるかなど、別の観点から見てみるようにしましょう。
そうすると、これまでマイナス要素として捉えていたことがプラス要素に変わる場合がよくあります。
自分の基準を一つ一つ分析して、なぜその条件を重視するのかを考えてみたり、表面的な部分を見るだけでなく、その背景に何があるのか相手のことを掘り下げていくと、次第に減点方式の思考癖が抜けて良い方へ向かっていくはずですよ。
減点方式から抜け出し、幸せな恋愛をする方法・まとめ
- 相手に求める「理想の基準」をしっかり決める
- 小さなことでも「好きな部分」をこまめに探す
- 相手に過度な期待をしないこと
- 見方を変えてみる
いかがでしたか?
加点方式だから良い、減点方式だから悪いということではありません。
ですが、これだけは確実に言えます。恋愛や結婚において幸せになれるのは、間違いなく「加点方式」の人。
パートナーとしても、ありのままを受け止めて良いところを見つけてくれる加点方式の人を選ぶと良いでしょう。
お付き合いする中で何かが起きても、相手の良いところを見ていけると、どんなに長く一緒にいても相手への愛情を維持することができます。
これは長く続いているカップルや夫婦における共通点であり、秘訣だと思います。
今までの恋愛癖や減点方式の思考をすぐに変えるのは難しいことですが、なかなか恋愛がうまくいかない人は、徐々に加点方式へシフトしてみてくださいね!
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この記事を書いた人
婚活マッチングアプリ「Archers(アーチャーズ)」でアーチャー(婚活サポーター)として活動するとともに、自愛マインド養成講座「ワタ恋ゼミ」を開講。離婚やアラフォー婚活、「拗らせ」「ダメ恋愛」を乗り越えた自分自身の経験を活かし、恋愛・婚活コラムを発信中。
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